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AINU POLICY WATCH

――In Light of the U.N. Declaration on the Rights of Indigenous Peoples――

アイヌ遺骨、出土地域団体に返還

「アイヌ遺骨、出土地域団体に返還=博物館は多言語対応―政府」 時事通信 3/23(木) 20:38配信


 政府は23日、アイヌ政策推進会議(座長・菅義偉官房長官)の作業部会を内閣府で開き、国内の研究機関などに保管されているアイヌ民族の遺骨について、身元不明でも出土地域が特定できる場合、その地域のアイヌ団体に返還する方針を示した。

 今後、返還対象となる団体の要件などを詰める。アイヌの遺骨をめぐっては、北海道内で返還を求める訴訟が相次いでいる。

 作業部会ではまた、アイヌ文化伝承のため国が2020年に北海道白老町に開設する「民族共生象徴空間」の中核施設「国立アイヌ民族博物館」の基本計画を策定した。地上3階建てで、延べ床面積は8600平方メートル。旧石器時代から現代までを対象に、狩猟の道具や衣類などを日本語、アイヌ語、英語など多言語で解説する。

 珍しいな、その日のうちにこういうニュースが出るとは。前回の議事概要は未だだというのに。多分、明日くらいに公開か?
 先日のコタンの会総会での決定が効いたのだろうか。

P.S.:多分、それ以前に方針は出ていたのだろう。早く議事概要(今回の分)を出して欲しいものだ。

P.S. #2(03.24, 14:30):今のところ、昨日の作業部会の「政策推進作業部会(第30回)議事次第」のみ。第29回の議事概要は未だ。担当者がこれから退庁までの間に出るのかもしれない。

お知らせ

 午後に「なぞなぞ認証」に切り替えておいたのですが、答えの文字の後に以前の半角スペースが残っていたみたいで、そのために文字だけの答えでは入れなかったのだと思います。何回か試して諦めた方には申し訳ありませんでした。近いうちにまた試し直しますので、よろしく。

北海道大学アイヌ遺骨等返還室/浦幌アイヌ協会との和解

 ちょっと知りたいことがあって、北海道大学のサイトを訪れ、「お知らせ」ページからサイト内検索で「アイヌ遺骨」と入れると、この検索結果が出て来た。最新の情報を見ようと思うのだが、ややこしいことに、西暦と元号が入り混じっている!
 一番新しそうな項目をクリックすると、ここに来た。そして、これが最新の投稿なのかなと思うが、半年間新しい投稿がないのだろうかと、確信が得られない。
まあ良い。結局、探している情報は見つからなかった。

 何を確認しようとしたのかというと、この「返還室」の室長が誰なのかということである。こちらのブログ記事にこのような一節が出ている。

『痛み』によると土橋さんらは2016年3月23日に北大を訪ね、常本照樹アイヌ・先住民研究センター長、岡田真弓アイヌ遺骨返還副室長らと面会し、遺骨の返還を話しあいました。その際に、ご自分はペンリウクの弟の家系であることを告げ、自分でも引き取り手になれるかを聞きます。北大側は「大丈夫です。あなた以外に名乗り出る人がいなければ、お引き取りになれます」と全員が明るい対応をしたので彼女は安心したと記しています(P126)。

 そして、2016年7月11日、ご遺族が最初に遺骨と「対面」した際に、北大の職員は「ペンリウクさんは生前いろいろな方に計測されておりましたので。それらと照合して間違いありません」と「自信たっぷりに言って」(P123)いたのに、2ヶ月後の9月6日に突如、「ペンリウクさんの遺骨ではないという事がわかりました」と常本氏、岡田氏が発言。それはどうも、再度、頭骨を計測したところ、過去の計測値と違ったとのこと。

 2つ目の段落を読んでの疑問なのである。常本氏は「返還室」の室長も兼ねているのか? そうでなければ、なぜ彼がここに登場したのだろう。「返還室」がどう動くのかも、彼(あるいは政策室の審議官)がコントロールしているのだろうか。
 当該遺骨がペンリウクさんのものでなければ、他の誰の遺骨の可能性があるという説明はあったのだろうか。誰が――たった一人でなのか――どういう方法で「再度、頭骨を計測」したのかも含めて、「返還室」は遺族に詳細に説明する責任があるはずである。昨年9月以降に、そういう話し合いはあったのだろうか。そういう再調査をやったのであれば、ちゃんとその記録と報告書は作成しているのだろうな。相手は元法学部長だし、ただの口頭のやり取りではなく、ちゃんと話し合いの記録もあるのだろうね。
 それとも、「ではDNA鑑定で決めましょう」とでも言わせたい/言いたいのだろうか――そういう不信を招くことは、常本氏お決まりの「利益論」に反するのではないだろうか。


 この本は今、こんな状況になっているみたいである。上記ブログの紹介で品切れ状態になったのかもしれない。

¥ 2,556 より 2 中古品の出品
¥ 1,000 より 1 新品(⇒ここをクリックすると、現在品切れと出る。)
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P.S.:何かあるのだろうな。今日もまだ、「議事概要」が公開されていない。

P.S. #2(03.23):

アイヌ遺骨返還 浦幌も和解 札幌地裁 北大から最多76体 北海道新聞 03/23 07:00


 北大が保管しているアイヌ民族の遺骨について、浦幌アイヌ協会(十勝管内浦幌町)が北大に返還などを求めた訴訟は22日、札幌地裁(岡山忠広裁判長)で和解が成立した。返還対象は76体で、アイヌ民族の遺骨返還として過去最多の規模になった。3次にわたる北大への返還訴訟はこれで終結した。

 原告側代理人によると、和解では、北大医学部の研究者が1934~35年に浦幌町内の墓地から持ち去ったとして返還を求めた64体に加え、北大側は新たに12体を返還対象にした。北大側からは「箱に入っている遺骨を整理した」と説明を受け、浦幌町内から掘り出されたとみられるが、詳しい発掘時期や場所などは不明という。北大は理由を明らかにしていない。

 浦幌町への搬送や再埋葬の費用約200万円は北大側が負担。浦幌アイヌ協会は6月以降、同町の協力を得て町営浦幌墓園に再埋葬する。北大は76体のうち身元が特定できる可能性がある13体についてはホームページで1年間情報を公表し、子孫などが名乗り出なければ原告側に引き渡す。

ちょっと一休み(木村二三夫/ボブ ディラン/アリス)

 なぞなぞではないが、標題の3人をつないで作文せよという課題が出たら、読者はどんなことを書くだろうか。あるいは、標題の3人とかけて何と解く?

 今夜はアメリカ北西部(太平洋岸北西部ではない)のインディアン トライブの条約とサケの漁業権に関するこの1カ月の間のニュースを4本読んでいたのだが、翻訳するのが面倒になって取り上げるのをやめた。

 ひと休みしたところで、先日読んだこのブログ記事を思い出した。平取の木村二三夫さんがFMピパウシでボブ ディランの言葉を取り上げて話をしたそうである。
 ディランと先住アメリカ人とのつながりについてはほとんど何も知らなかったので、ディランが先住アメリカ人の遺骸奪取について何か語ったことはないだろうかと思って検索してみた。Google検索で挙がってきた1ページ目しか見ていないが、残念ながら成果はなかった。
 しかし、「ブルースの歴史における先住アメリカ人の影響」(Native American Influence in the History of the Blues)という興味深い記事を拾うことができた。(但し、とても長いので、まだ全文を読んではいない。)
 話をディランに戻すと、彼は、1975-76年に"Rolling Thunder Revue"と銘打ったコンサートツアーを行っている。"Rolling Thunder"をツアー名に選んだ理由には、その名を持つメディスンマンに因んだという説と米空軍の作戦名に因んだと主張する説があるようだが、ディラン本人によれば、どちらも違うと、このページには書いてある。
 しかし、こちらの解説の脚注4には、このように書いてある。

シェルトンによれば、ディランは、ツアーを「ローリング サンダー」と名付けて、「誰かが彼に、先住アメリカ人にとって、ローリング サンダーとは真実を語るという意味だと告げた際に嬉しそうにしていた」。ローリング サンダーという名のチェロキーのメディスンマンが、ロードアイランド州プロヴィデンスのステージに登場した・・・。

 上に書いたように、Rolling Thunderの伝統名は「真実を語る」という意味だそうである。下に示す出典から引用する。

・・・彼は、先住アメリカ人についての時には恐ろしく、時には楽観的であるが、常に彼の本当の信念を表すメッセージを提供する。このトライブのヒーラー(癒し人)の現実についてのビジョンは、彼の人々の悲劇的な過去と彼・彼女たちの大地との密接な関係、今日とても多くの人々が憧れるもっと簡素で、大地に戻る生活スタイルのためのインスピレーションを与える人類とその環境との特別な親戚関係に基づいている。・・・・

Rolling Thunder: Native American Medicine Man.

 そして最後に、アリスの「冬の稲妻」である。
メドレー ジョニーの子守唄~冬の稲妻~今はもうだれも~涙の誓い~今はもうだれも(Live ver.) / アリス posted by PolystarTube.

 2曲目だけの投稿動画もあったが、私は個人的に「ジョニーの子守唄」が蘇らせてくれる思い出があり、この曲が一番好きなのでこの動画を借りた。

 よって、3人をつなぐ解は、「ローリング サンダー」であった!

P.S."You're Rolling Thunder"

 アリスの谷村新司氏がそう意図したとは思わないが、「ローリング サンダー」を実在する「真実を語る人」と解すれば、歌詞から少し違ったイメージも湧いてくる。(敢えて、それは言葉にしない。)

あなたは稲妻のように 私の心を引き裂いた
蒼ざめた心ふるわせて 立ちつくす 一人立ちつくす
You're Rollin' Thunder 突然すぎた
You're Rollin' Thunder 別れの言葉
忘れない あなたが残していった 傷跡だけは

今日にもパイプラインに原油が流れる可能性

f:id:Don_Xuixote:20170321013547p:plain

Oil Could Flow in Dakota Access Pipeline as Early as Monday.

アイヌ遺骨の問題を知る会

「アイヌ遺骨の問題を知る会」 NHK 北海道 NEWS WEB 03月19日 07時52分


国内外の大学などに保管されているアイヌ民族の遺骨について学ぶ集会が日高の平取町で開かれました。
遺骨の返還に取り組む地元の団体が18日、平取町二風谷地区で開いた集会には、およそ100人が参加しました。
明治から戦後にかけて収集されたアイヌ民族の遺骨は、1600体以上が国内外の大学や博物館などで保管されていて、一部に返還の動きが出ています。
集会では、はじめに苫小牧駒澤大学の植木哲也教授が、研究のためなどとして遺骨が発掘された経緯を紹介し、遺族などから承諾がもらえない以上、倫理的に研究に利用できないためすみやかに返還すべきだと訴えました。
また、北海道大学大学院の小田博志教授は、先にドイツの学術団体が返還の意向を示した遺骨について、掘り出された札幌市内の地名がドイツの学術誌に記載されているとして、場所が特定されれば遺骨の返還先を決められる可能性があると指摘しました。
会を主催した団体の木村二三夫 共同代表は、「たくさんの人に遺骨の歴史を知ってもらえたと思う。
最終目標である遺骨の返還に向けて活動を続けたい」と話していました。

 埋め込むことができないが、リンク先に1分24秒の映像あり。

「アイヌ遺骨200体を返還要求へ」(w/ P.S.)

「アイヌ遺骨200体を返還要求へ 有志、新ひだかなど2町に」 琉球新報、2017年3月18日 20:48


 北海道日高地方のアイヌ民族の有志グループ「コタンの会」は18日、新ひだか町で総会を開き、北海道大が研究目的で同町と浦河町から持ち去ったアイヌの遺骨計約200体の返還を求めることを決めた。

 遺骨を巡っては2012年以降、研究目的で保管していた北大に子孫らが返還を求めて3次にわたって提訴。うち2次までは和解が成立し、コタンの会が受け皿となって遺骨がもともとあった地域に再埋葬されるなどした。約200体の返還が決まれば、アイヌ遺骨を故郷に戻す流れがさらに広がりそうだ。

 コタンの会は、今回返還を求める遺骨について訴訟を経ない方法を模索。顧問弁護士が北大と交渉する

共同通信

P.S.(03.21, 23:23):どうにも不思議な感じがしている。上の記事は、表示されている通り、琉球新報が3月18日20:48にweb上に出した共同通信の配信記事である。この日の夜、ブログの読者(当研究所の協力者)が別件の検索をしていたら挙がってきたということで、22:26のメールで知らせてくれていた。それから30分後くらいに記事を読んだ私は、URLで分かる通り、19日の0:18にここに投稿した。18日にコタンの会の総会が予定されていることは知らなかったし、遺骨返還運動の大きなうねりが出て来たようで、当日の総会会場への入場を許されていたか、会場の外で取材していたかの共同通信の記者によるスクープ記事だろうと思った。なかなかの戦略家がいるなと感じてもいた。
 その後、他の事で余裕がなく、この記事については他紙がどう扱っているのかを確認していないのだが、先ほどここここを訪問して、この件に関する投稿が何もなく、何か変だなと考えてしまった。次の和解発表の時に一緒に出す予定なのだろうか。
 札幌医科大とアイヌ協会の覚書の件といい、この件といい、共同通信琉球新報という流れを見ると、リークだったのだろうと思えてならない。
 最後の下線を引いた一文も、気になる書き方である。

P.S.(03.23, 0:30):読者が検索代行をして下さいました。
毎日新聞「コタンの会」200体を返還要求へ/北海道
 ついでに、こちらも。先人の遺骨を故郷へ(日高報知新聞-2017/03/22)