AINU POLICY WATCH

――In Light of the U.N. Declaration on the Rights of Indigenous Peoples――

上の写真:ジュネーヴのサン-ピエール大聖堂からレマン湖を望む。

ドイツからのアイヌ遺骨はアイヌ民族に返還されてはいない! 先住民族の権利宣言の履行でもない!

 この「毎日ウィークリー」(8月12日号)の英文記事は、非常に興味深い。簡潔かつ正直である。

"Germans return Ainu skull stolen from Japan"

  
BERLIN - The skull of an Ainu person that was stolen by a German from a Hokkaido grave in 1879 was officially returned to the Japanese government during a ceremony here on July 31.

 強いて指摘すれば、「日本から盗まれた」とか、「北海道の墓」とするよりもアイヌの墓と具体的に明記して欲しかったが、下線部は「日本政府に公式に返された」となっている。
 その通り、外交的にやり取りした"property"(財)を政府が北大の納骨堂に収蔵してしまっており、アイヌへの返還は今のところ幻なのである。(これも煙幕の中か。)
 毎日新聞は――その他のメディアもだが――、政府のPRばかりしていないで、なぜ「合意文書」を報じないのか。

Yes, that's right. This article is very honest in saying that the Ainu skull "was officially returned to the Jananese government," which then stored it in the former "Specimen Storage," currently called "Charnel House," of the University of Hokkaido. It has yet to be returned to the Ainu people.

It was reported that the three parties -- the German academic society that kept the skull for 138 years, the Japanese government, and the Ainu Association of Hokkaido -- signed an agreement that made the repatriation possible. Strangely enough, however, as of today, no Japanese media seems to have exposed what is written in the agreement. The Japanese government, perhaps as well as the other two parties concerned, seem to have thrown up a smoke screen!

I wonder if there has been any German media coverage of the three-party agreement. Was any German press present at the ceremony?

Para. 27 of the Outcome Document of the World Conference on Indigenous Peoples held in 2014 addresses the issue of the international repatriation of indigenous peoples' ancestral remains. The repatriation must be "in accordance with the ends of the Declaration" on the Rights of Indigenous Peoples. I'd like to call the readers' attention particularly to the latter sentence in which the States commit themselves "to developing, in conjunction with the indigenous peoples concerned, fair, transparent and effective mechanisms for access to and repatriation of ceremonial objects and human remains at the national and international levels" (emphasis added).

Most importantly, as is seen above, the process of repatriating the Ainu skull from Germany to Japan is not transparent at all! Moreover, the three-party agreement is reportedly expected to be THE model for future cases of the repatriation of Ainu ancestral remains from abroad.

27. We affirm and recognize the importance of indigenous peoples’ religious and cultural sites and of providing access to and repatriation of their ceremonial objects and human remains in accordance with the ends of the Declaration. We commit ourselves to developing, in conjunction with the indigenous peoples concerned, fair, transparent and effective mechanisms for access to and repatriation of ceremonial objects and human remains at the national and international levels.


 ところで、毎日新聞は、別件でこのような質問を受けているようである。


P.S.(08.12):

 北海道アイヌ協会と日本人類学会、日本考古学協会の3組織は7月、先住民族遺骨の国際返還に関するガイドラインの検討を始めた。海外の博物館などが保管するアイヌ遺骨について日本が返還を求める場合▽日本国内の大学などが保管する先住民族遺骨について海外の先住民族団体などから返還を求められた場合--の2通りの状況について、日本の基本姿勢や返還手続きの流れを示すものになる。今後、オーストラリアとの国際返還の際に適用されることが見込まれている。【三股智子】


「ドイツのアイヌ遺骨問題 外交通じ初の返還 植民地政策、収集促す」毎日新聞(東京)、2017年8月11日朝刊)

 ドイツの場合、政府がガイドラインを作成中だからそれを待ってからと、どこぞの大学が言っているらしいことは言わなかったのだな。
 海外から返還を求められた場合のガイドライン作成に北海道アイヌ協会が関わる!? ドイツからの返還に関する「合意文書」の内容公開が、ますます重要である。
 琉球抜きでやるのか!? この3組織は、文科省の下請け作業団体になってしまったようだ。

P.S. #2(08.13, 01:10):上でリンクした毎日新聞の記事は、今回の「歴史的出来事」に至る経緯をかなり詳しく報じている。

 「ドイツにアイヌの遺骨もあるようだ」。独研究機関が返還を進めるヘレロ人の遺骨問題を取材していた記者に昨年春、情報が寄せられた。当時、日本政府は国内の大学にある遺骨の状況確認を進めていたが、ドイツにアイヌ遺骨があるという情報は把握していなかった。

 さすがにジャーナリストとしての倫理規定があるから情報源は明かしていないけれど、私は誰だか知っています。結局のところ、何も知らなかったという政府に上手いこと絡め取られたという印象が拭えないのだが、今回の返還の顛末は、その情報を寄せた人物が願った通りだったのだろうか。この記事のP.S. #3「返す気があれば早い」で書いたような、先方から直接、札幌のアイヌ協会への返還申し出があって、直々運んで来て返還するというような可能性だってあったのではないか。しかも、ここで引用した北海道新聞の記事では、返還された遺骨の発掘場所が判明したと報じられていた。

 昨年8月の報道でドイツの遺骨の存在を把握した日本政府は当初、2020年度までに北海道内に慰霊施設を備えたアイヌ文化振興施設が建設されることを念頭に、海外からの返還については「慰霊施設の建設までをめどに進めたい」としていた。
 だが、今年1月、BGAEUが毎日新聞に対し、「RV33は倫理的に許されない手法で収集された。日本政府と返還協議をしたい」と表明したことで、事態は急展開した。内閣官房アイヌ総合政策室は即座に在独日本大使館に協議着手を要請。駐独公使が担当者となり、BGAEU側と半年にわたる協議を実施。独側の懸念を払拭(ふっしょく)するため、遺骨の保管基準に関する閣議決定を行うなどし、返還で合意した。

 事態の「急展開」の背後には、もっとドロドロとしたものがあると思われてしょうがない。それに、「閣議決定」の一部変更に、一時的な保管場所に北大納骨堂を使用することも、本当に盛り込まれていたのだろうか。

 さらに、この記事では、先に「遺骨の返還に関する合意文書」と書かれていたものが「返還を証明する書類」となっている。単に「返還を証明する書類」を交換する「返還式」が将来の海外からの遺骨の返還の「ひな型になる」というのだろうか。

 43年に当時東大解剖学講座の助教授だった男性が発表した論文には「東大解剖学教室に保存の六個の豪州人男女性頭骨」の記述があるが、小金井氏の資料を管理する東大はこれまでのところ、アボリジニ遺骨の所在について明らかにしていない。

 現在の情報提供者でもないだろうし、しかも公刊されている論文なのだろうに、なぜ下線部の研究者の名前が伏せられているのだろうか。男性か女性かの方が、より重要な情報なのか。

北海道大アイヌ・先住民研究センターの加藤博文教授(考古学)は「日本はアイヌ遺骨に対してどのような対応を取るかが問われるし、それはそのまま日本国内で確認される海外の先住民遺骨の返還への対処に影響する」と指摘する。

 そうですね。もっと早くから発言して下さっていれば――職場周辺ではされていたのかもしれませんが、例えば、「日本の場合は、返還要求される物が多すぎて、対外的な返還要求は、パンドラの箱のようなものか」とか、「サハリンの遺骨は、今後、国際的遺骨返還の対象としても大いに関心と注目を集めることになるだろう」とか、書かずにすんだのにな。

P.S. #3(08.13):毎日新聞には1日の東京版朝刊に「アイヌ遺骨 歴史的出来事 大規模返還に課題も」という記事が載っていた。その後半に、このようにある。

 日本政府との返還協議は今年1月、毎日新聞の取材に対し、収蔵団体の「ベルリン人類学民族学先史学協会」(BGAEU)が頭骨1体について盗掘と認定、返還意向を表明したことで本格化した。

 BGAEUは返還へのアイヌの同意取り付けを求めたほか、遺骨の取り扱いで人権的配慮を要望。政府は閣議決定で2020年度完成予定の「アイヌ文化振興施設」の基本方針に、返還と一時保管に関する基準を明記。保管遺骨の研究利用も禁じる対応をした。

 北海道大アイヌ・先住民研究センターの加藤博文教授(考古学)は「最初の国際返還事例で、政府がアイヌ民族の利益代弁者として責任を持って関与したことは大きい」と評価する。一方で、BGAEUにはアイヌ遺骨5体が、独政府系機関ベルリン博物館連合(SMB)にも最大11体が残る。豪州の先住民アボリジニの遺骨の事例では、英国との首脳レベルの合意で、英国内法の枠組みを超えた大規模な遺骨返還が実現している。日本政府が残された遺骨にどう向き合うのか、加藤教授は「政府の政治的努力について、今後の試金石になる」と指摘する。

 下線部①:「アイヌ」(ここでは北海道アイヌ協会とされている)から返還のイニシアティヴが出されていない証拠である。あるいは、返還要求が出されていても、BGAEUの条件との間に相違があったのか。政府は、北海道アイヌ協会にどのような方法と条件で同意を取り付けたのか。
 下線部②:アイヌ政策関連会議でしばしば、北海道アイヌ協会の代表は「国の責任で」と、政府に下駄を預けるような発言を行っているようではあるが、政府が「利益代弁者」として任されたのなら――そのような「取り決め」は存在するのだろうか――、先方の主張に対する同意の「取り付け」(=自分の方に引き寄せて獲得する)――相手も傲慢であるが――に大慌てするというのも、なんとも奇妙ではないか。
 いずれにせよ、加藤教授は、「政府がアイヌ民族の利益代弁者として・・・関与した」と解しているわけだ。

Cf. UNDRIP, Article 19:
States shall consult and cooperate in good faith with the indigenous peoples concerned through their own representative institutions in order to obtain their free, prior and informed consent before adopting and implementing legislative or administrative measures that may affect them.

 因みに、今回の返還に関して、毎日新聞や他のメディアは、UNDRIPの履行だと書きたてているが、その第12条2項には次のように明記されていることを確認しておこう。
2. States shall seek to enable the access and/or repatriation of ceremonial objects and human remains in their possession through fair, transparent and effective mechanisms developed in conjunction with indigenous peoples concerned.
 下線部の"their"は"States"(国家/国連加盟国)を指す。つまり、ここでは国家が保有している遺骨が取り扱われているのである。BGAEUは「独政府系機関」とは異なる民間団体のように書かれているが・・・。
 同条1項に遺骨の返還に対する先住民族の権利――中西記者が前に書いていたような、ただ「求める権利」でもなく、また国家の権利でもない――が明記されていることはこのブログ読者には繰り返す必要はないであろうが、UNDRIPの履行と言えるのは、現在政府系機関(北海道大学)に保有されてしまった返還遺骨を次の国立機関(異例の施設)に保有させずに先住民族に返還してからのことであろう。

P.S. #4(08.13):記事の通りに、ドイツからの頭骨1つの返還を実現する――その象徴的意味合いの――ために政府がアイヌ政策関連会議をすっ飛ばして、頭越しに「保管遺骨の研究利用も禁じる対応をした」のなら、拍手喝采、大笑いでもある。まさにアイヌ頭骨の「外圧」さまさまである。

P.S. #5(08.14):「国際返還」のガイドライン作成の件。
北海道アイヌ協会がオーストラリアからの返還申し出に対して、どう要求してよいものか困って両学協会に助けを求めた?
②よほど先進的なものを作らないと、北海道アイヌ協会は、琉球はじめ、海外の先住民族との関係において窮地に立たされることになり兼ねない。
③東大、京大をはじめ、国内の大学・博物館関係諸機関に対して、この3組織はどれほどの権威をもっているのか。

P.S. #6(08.14):

 オーストラリアの2博物館では、アイヌ民族の頭骨計3体が保管されている。豪政府は今年6月、北海道アイヌ協会側に駐日豪大使が面会して返還の意思を伝えた。

 ドイツに留学して解剖学や人類学を学んだ小金井氏は、ベルリン大のルドルフ・ウィルヒョウ教授をはじめ海外の研究者と活発に交流していた。日豪双方で見つかった資料によると、小金井氏は1911年、豪アデレードの人類学者との間でオーストラリアなどの先住民アボリジニアイヌの遺骨各1体を交換。35~36年にはメルボルンの博物館館長との間で、アボリジニアイヌの遺骨各2体を交換した。アデレードに送られた遺骨は、後に移管されたキャンベラの国立博物館で見つかった。

 日本政府は、アボリジニの遺骨3体の情報を持って、その子孫の家族のコミュニティをつきとめて――日本政府だから「祭祀承継者」まで探し出すことでしょうが――、駐豪日本大使を派遣して返還を申し出るのが、外交上の返礼であり、2国間の友好のためにも必要だろう。
 それを考えていると、国内の地域返還のガイドラインも含めて、日本政府が「ガイドライン」作成と言い出すのは、どうも時間稼ぎ、引き延ばし策の一環のようである。

P.S. #7(08.15):海外の先住民族の遺骨を収集したり交換で譲り受けたりした側ではないのに、なぜ北海道アイヌ協会はここに加わって行くのか。こういうことこそ「国の責任で作成しろ」と、なぜ言わないのか。乏しい人的資源をこういう作業に取られずに、「新法」の要求活動に集中させなくて良いのか。政府や国内の大学・博物館の利益を代弁するようなろくでもないガイドラインができた時には、それこそ国内外の先住民族の批判の的となるだけだろうに。

P.S. #8(08.16):浦幌への遺骨返還に合わせてオスプレイが飛来する! アイヌモシリの領空権を侵害して空を舞う! アイヌ民族を「代表する」人たちは、
f:id:Don_Xuixote:20161213003322p:plain

 そして私も、これでもう暫くは、

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煙幕(smokescreen)

煙幕を張る:大辞林 第三版の解説

①煙幕を大気中に放散して、味方の姿・行動などを隠す。
②言葉巧みに言いなして、本当のことを他人に知られないようにする。

 このブログ記事には、このように書いてある。

本当に木村さんは怒っている。悲しむべき現実として、国、北大、具体的には篠田氏や常本氏などからはアイヌ遺骨の取扱いに係る考え方の変化、誠意などは感じられないという。

 木村さんは所定の期日までに変化がない場合を想定しての訴訟の準備に入った。このことについては常本氏側には伝えてあるという。

 政府は、方針を変えたのではないのか!? あれは、ただの煙幕だったのか? 新たに始まった遺骨返還訴訟(旭川)と計画準備中という訴訟(新ひだか、コタンの会)も、北大が返還に消極的というのか、自分たちで決められないから司法判断を求めたからだとか。私には、今のところ真相は分からない。しかし、返還への抵抗勢力は誰(たち)なのであろう。政府か、北大か、自然人類学者か、はたまた北海道アイヌ協会の一部か――それとも、これらすべてか。

 木村さんが司法に訴えざるを得なくなれば、私たちは四方に支援体制を作ることを考える必要があるかもしれない。

 もっと長い記事にしてから投稿するつもりだったけど、ここまでにしておく。

The Platters - Smoke Gets In Your Eyes posted by OldManCrankyCane.

P.S.(08.11):ある人のブログに夕べコメントを書こうとしたけれど、思い止まった。今日久しぶりに新規投稿していたから書こうとしたら、コメント欄も何もかも閉じられていた。

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これらは「強制象徴空間」への集約対象外?

「アイヌ遺骨、伊達に戻る 札医大寄託分27体、市研究所へ」北海道新聞、8月6日)


 北海道アイヌ協会主催の講演会「アイヌ民族文化遺産と研究倫理~先住民族から見る遺骨返還と人権」が5日、札幌市内で開かれた。この中で、伊達市噴火湾文化研究所の青野友哉学芸員は、過去に伊達市内で発掘され、市が札幌医大に寄託していたアイヌ民族の遺骨を7月31日に同研究所が引き取ったことを報告した。

 青野氏によると、伊達市は2005年の研究所開設以前、市内の遺跡調査で発掘した遺骨27体を札医大に寄託。同年以降に発掘された43体は同研究所で保管してきた。昨年3月、研究所内に伊達アイヌ協会と協議の上で慰霊保管室が整備されたため、札医大に保管してもらっていた遺骨を移すことにした。
 残り:206文字/全文:493文字

 あと206文字に標題の疑問への答えが書かれているのだろうか? 206文字くらいサービスしろよと言いたくなるな。「オレハ〇〇ダ」記者を含めて、北海道新聞関係者がこのブログの一部を読めないようにする機能はないものか・・・。

 この記事を読んで思い出すのは、これである➡2011-02-20「『古人骨』使用研究例」

 今日9日が、本当の「先住民族の国際日」である。

「政府、アイヌ支援へ生活状況調査 全国規模で2回目」北海道新聞、8月6日)


 政府は、アイヌ民族の生活状況を把握するため、北海道を除く全国規模の実態調査を2017年度中に実施する。国民平均より水準が低いとみられる収入や教育、就職などの面で支援策を検討するために活用する。関係者が6日、明らかにした。全国調査は10年度以来で2回目となる。

 北海道内の居住者は道が17年度中に調査する予定。道は既に独自の支援策を実施している。

 前回調査では、国民平均に比べ世帯年収が低く、高校中退者が多いとの結果が判明した。7年が経過し、政府は再調査が必要だと判断した。

 調査して、集計して、分析して、議論して、また7年経過して、政府は再々調査が必要だと判断することでしょう。(右上の検索窓に「調査費」と入れると、調査名目の予算は取り易いと書いた記事が何本か出てくる。)

P.S.(08.09):伊達市のケースは、またあの人たちが「慰霊と研究」の「モデルケース」だとか言い出しそうな話だな。つい先ごろまで、札医大のことをそう言っていた人たちのことである。

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日本政府、日本人類学会、日本考古学協会は、琉球人遺骨を奪取したままにするのか?

 8月5日付の琉球新報「琉球人遺骨返還へ 63体、台湾大が意向 今帰仁から持ち出し」という記事によれば、中華琉球研究学会の質問への回答の中で、国立台湾大学が「同大学医学院体質人類学研究室で琉球人の遺骨63体を保管していることを明らかにし、沖縄側に返還する意向を示した」とのことである。また、中華琉球研究学会と琉球民族遺骨返還研究会は、「連携して旧帝国大学琉球人、台湾先住民の遺骨返還を求め」、「8月中に京都大学に対し、台湾先住民の遺骨保管状況を質問し、返還を求める」とのことである。

 ところで、北海道アイヌ協会、日本人類学会、日本考古学協会の3団体は、さる5月23日の第9回アイヌ政策推進会議に参考資料として「これからのアイヌ人骨・副葬品に係る調査研究の在り方に関するラウンドテーブル報告書」(2017年4月7日)を提出した。(この会議での「配布資料」一覧には、なぜかこの報告書名だけ略記されていて、非常に見つけにくくなっている➡「研究RT最終報告書(概要・本文)」。)

 アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会の第5回会合で、篠田氏は「自然人類学から見たアイヌ民族について」という報告を行い、次のように述べていた。(ここでも引用している。)

 資料1に主なアイヌ人骨がどのように集められたかということを表にしました。古くは明治時代から集められた人骨もあります。大正時代あるいは昭和の初期、あるいは戦後に随分沢山の人骨が集められています。このような先達が集めた人骨の研究によって、私たちはアイヌの成立あるいはアイヌの集団の地域差といったものを見ることができたわけですが、決定的に本土と集め方が違っていたのは、本土の日本ではそこの人々自体に収集の目的、ないしはその意義を説明して人骨を集めましたが、残念ながらアイヌ人骨の中にはそのような手順を経ずに集めた人骨がかなり混ざっています。これは人類学者としても率直に反省しなければいけない点だというふうに思っていますが、このような人骨の研究、特にDNAの研究などは、今後更に研究が進めば、より多くのデータを得る可能性があります。ですから、このような人骨も合わせて、慰霊とそれから研究というものの両方ができるような設備が整って、今後アイヌ研究あるいは日本人全体の成り立ちの研究といったものが更に進むといったことを私どもは願っております。

 下線部は、アイヌ遺骨のみならず、琉球人遺骨にも当てはまるのではないだろうか。

 上の略称「研究RT最終報告書」では本文の冒頭で、このように述べられている。

 世界各地の先住⺠族の遺⾻やそれに伴う副葬品、埋葬儀式に⽤いる⽤具は、19世紀から20世紀初頭にかけて⾏われた⼈種主義に基づく⾃然⼈類学や考古学、⺠族学の研究の研究関⼼から、また植⺠地主義的な政策の影響の下で収集されてきた。研究を⽬的とした収集作業の結果、現在も数多くの先住⺠族の遺⾻や副葬品を含む歴史⽂化遺産が世界各地の主要な博物館や研究機関に保管されている。これらの所蔵資料については、その収集経緯において関係者の同意を得ない収奪や、盗掘のように適正な⼿続きを踏まずに不正に収集された資料も少なくない。1980年代からは、先住⺠族側から本来あるべき場所への返還が求められ、国内や国際的な返還の動きが始まっている。
 我が国の⼤学・研究機関においても過去の学術研究を⽬的として調査収集されたアイヌの遺骨や副葬品が数多く保管されていることは、関係者の間で知られてきた。⽂部科学省による調査では、国内の12⼤学や博物館などの施設にアイヌの遺⾻が収蔵保管されていることが明らかとなっている。それらが研究資料として収集された過程や、その後の研究機関における⻑期間にわたる保管・管理状態の中には、アイヌから⾒て適切とは⾔えない取り扱いが少なからず⾒られた。そもそも、アイヌの遺⾻を収集する調査⾃体が、アイヌ独⾃の世界観や宗教観を⼗分に配慮したものではなかったことを正しく理解すべきである。
 現在の研究倫理の観点から⾒て、研究者は⼈の死や⽂化的所産に関わる資料の取り扱いについて⼗分な配慮を払うべきである。とりわけ遺⾻や副葬品について、直接の当事者であるアイヌと研究を担う研究者の双⽅が研究の内容について直接意⾒交換を⾏い、その取り扱いについて議論する場と機会がこれまでなかったことによって、アイヌに研究に対する強い不信感を抱かせる原因となったことを研究者側は深く反省する必要がある。 (p. 2)

 続けて、「これまでのアイヌの遺⾻と副葬品の収集・研究をめぐる問題」の項では、このように述べている。

 過去に研究⽬的で収集・研究されてきたアイヌの遺⾻とそれに伴う副葬品については、現在アイヌが返還・安置慰霊・再埋葬等を強く求めている。その背景にはアイヌ⾃⾝の祖先の遺⾻や副葬品に対する思いと、過去に実施されてきた不適切な研究のあり⽅があり、特に後者については学術界がこれまでの研究を批判的に振り返り、なぜこのような問題が⽣じたのかについて、その収集経緯やその背後にある当時の研究動向について学史的に説明する義務がある。 (p. 3)

 そして、「学術界としてのこれまでの研究者の態度や⾒解への評価」においては、こう述べている。

 従来の研究者の取り組みには、開拓史観や適者⽣存・優勝劣敗的な古い社会進化論的発想が含まれ、植⺠地主義や同化政策の負の歴史につながるものが⾒られた。他者の⽂化を議論しているという意識が⽋落し、アイヌの声を聞いてこなかった側⾯が多くあった。またアイヌへの研究成果の還元も⼗分なされてきたとは⾔い難く、⼀部の研究は、アイヌへの社会的偏⾒を助⻑した。
 考古学では、アイヌの歴史を⽇本列島の⼀地⽅の問題として捉え、全国的な課題として、また隣接地域との関係から位置づける視点が⽋け、⼈類学においては先住⺠族としてのアイヌの歴史、例えば縄⽂時代⼈、オホーツク⽂化⼈との関係などの研究が進んだが、両学会とも⽇本国における先住⺠族問題、⺠族差別問題との関わりを意識する視点が⽋けていた。
 とりわけ深刻な問題は、過去の研究⽬的の遺⾻と副葬品の収集である。遺⾻と副葬品の収集に際して、経緯について不明確のものや、アイヌへの趣旨の⼗分な事前説明と発掘⾏為への同意取得がなされず、今⽇の研究倫理の観点からのみならず発掘当時でも盗掘との判断を免れ得ないような記録が残されている。また、戦前のアイヌの遺⾻収集を⽬的とした墓の発掘調査では、詳細な記録保存がなされておらず、時代性や⽂化的特性についての情報が⽋落している。そのため現在の研究⽔準から⾒て、学術資料としての価値が⼤きく損なわれた。学術界や研究者は、収集経緯について可能な限り明らかにするべきでありアイヌを含む社会に対して説明する義務がある。(pp. 3-4)

 下線部を施した部分だけでなく、「アイヌ」を「琉球・沖縄人」に置き換えれば、ここで述べられていることは、篠田氏の発言で指摘したことと同じく、琉球人遺骨の奪取とその後の扱いにも当てはまるのではないのだろうか。日本人類学会と日本考古学協会は、文部科学省に指示されてアイヌ遺骨のRTに関わったのではなく、自主的にアイヌ遺骨の扱いの問題を反省する意図で関わってきたのであれば、琉球人遺骨や埋葬品の収集および研究についてはどういう見解を示すのであろうか。率先して取り組まなくて良いのか? それとも、日本政府が琉球・沖縄人を「先住民族」と承認していないから、何かが恐くて自主的には動けないというのだろうか。日本政府も、両学協会も、琉球人遺骨の返還に向けて、現状をまず調査しなければなるまい。

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アイヌの遺骨、独から返還(but 未帰還、北大「納骨堂」へ; and then 「民族強制象徴空間」へ)(w/ P.S. X 9)

アイヌの遺骨、独から返還 外交ルート初「歴史的」
北海道新聞 08/01 01:10 更新


 【ベルリン共同】ドイツの学術団体が31日、アイヌ民族の遺骨を北海道アイヌ協会に引き渡した。アイヌの遺骨は研究目的で日本から海外に持ち出されたことが判明しているが、内閣官房アイヌ総合政策室によると、外交ルートでの返還は初めて。北海道アイヌ協会の加藤忠理事長は「先住民族アイヌの人間にとって歴史的だ」と強調した。


 ベルリンの日本大使公邸で開かれた返還式で、学術団体「ベルリン人類学民族学先史学協会」のアレクサンダー・パショス代表は、遺骨が「墓から盗掘された」と説明し「入手方法が非合法で、道徳的な問題があった」と指摘した。

 約1時間半前に出たばかりの記事である。記事の写真を見ると、ずい分と小さな箱だなと思う。頭骨だけだからだろう。身体の他の部分の骨はどこにあるのだろう。どこかの大学か博物館にあるのだろうか。それとも、盗掘された墓地に眠ったままなのだろうか。加藤理事長、「一体化」のために問い質されましたか?

 「返還式」が相手方の学術団体でではなく、日本大使公邸で行われたことの意味も考えてみる必要があるだろう。
 北海道新聞の写真1枚からどのように「返還式」が行われたのかは分からないが、こちらの「☆バーミンガム大学でのマオリ遺骨返還式(2013年10月18日)」と比べて考えてみたくなる――でも、もう考えないで寝るとしよう。

P.S.(08.01):アイヌ総合政策室および外務省は、ちゃんと先方に、箱の内側に金箔を施すという加藤理事長の要望を伝えましたか。「初」争いの中で返還式の周到な準備の時間がなかったということはないでしょうね。
 「合意文書」はアイヌ総合政策室が関与している文書らしいが、どこかのメディアはスクープしないのかな。国会で質問するなどという、選挙の得になりそうにないことでもするという政治家もいないか。

 共同の配信記事を使っているということは、道新は独自の記者を派遣しなかったということか。加藤理事長の言葉の中の「人間」というのは、彼が常々言っているかのように報じられてきた「人権」の聞き間違いではないのだろうか?

P.S. #2(08.02, 0:20):加藤理事長は式典で「先住民族アイヌの人権にとって、歴史的な1ページを画す記念日となった」と語った(朝日新聞)。朝日が正しいとは限らないが、「ほら、やっぱり」という感じ。道新/共同記事は、現在まだ訂正されていない。
 「北海道アイヌ協会の加藤理事長は、『本当にうれしいのひと言です。尊厳と名誉を回復し、北海道の地に戻して供養したい』と話していました。」(NHK
 またもや謎めいたご発言だ。「北海道の地」とは、白老の「象徴空間」を指すのか、本当の意味の「(大)地」を指すのか・・・。



出所:ここここ

P.S. #3(08.03, 1:00):北海道新聞もベルリンに記者を派遣しているようだ。➡「海外の遺骨返還、道開く 独から1体、アイヌ協会「歴史的」 拡大への鍵、まず実態把握」北海道新聞 8月1日.

 「遺骨は138年間、どんな思いでいたのか。名誉と尊厳を回復し、北海道の空気に触れさせて、イチャルパ(供養儀式)をしてあげたい」。ベルリンでの返還式後、取材に応じた北海道アイヌ協会の加藤忠理事長は、ドイツで1世紀以上眠っていた先祖に思いをはせ、涙が止まらなかった。

 ご子孫は同行されなかったのでしょうか。もっと「涙が止まらなかった」ことでしょう。

 2007年に採択された先住民族の権利に関する国連宣言に「遺骨の返還」が盛り込まれて以降、国際的に返還の機運が高まった。英国やドイツは、オーストラリアに先住民族アボリジニの遺骨を順次返還。

 前にも書いたけれど、どうしても2007年以降に「機運が高まった」ことにしないと都合が悪いのだろうか。「国連宣言」に「盛り込まれ」ることになった過程、すなわち返還の要求が高まった過程をもう少し調べてはいかがかな。

 今回ドイツから返還された遺骨は、盗掘の記録が残っており、保管していた民間学術団体が「収集経緯が不当であれば返還する」という団体のガイドラインに沿って返還を進めた。内閣官房アイヌ総合政策室は「逆に収集経緯の不当性を証明できない場合は返還は難しい」とみており、ドイツに残る14体が返還されるかは現時点で不透明だ。

 ではどうして「国際的に返還の機運が高まった」の? 国際的に返還されてきた先住民族の遺骨は、「収集経緯の不当性を証明」できたから返還が可能となったの? アボリジニマオリ、その他の先住民族が試みてきたように、遺骨が自らの民族にとってもつ文化的・社会的意味を説明して説得する能力が政府官僚にはないからではないか? それをすれば、当然、国内で奪われたままのアイヌ遺骨を「集約」する根拠を自ら崩すことになって都合が悪いという考えがあるのかな?

 政府は加藤教授の協力を得ながら、外交ルートを通じて各国の調査を進める考えだ。ただ、各国が返還に協力的に応じてくれるかは見通せない。専門家によると、遺骨返還への対応は国によって異なるため、政府は各国の情報を収集した上で、今秋にも海外からの遺骨返還に向けたガイドラインの検討に着手する。

 「ガイドラインの検討に着手」ということだが、それと今回交わされたという「合意文書」はどういう関係にあるのだろうか。それがガイドラインの「ひな型」になるようなことが毎日の記事で書かれていたが、早くても秋(+議事概要に3~4カ月かかってからの冬)にしか公開されないという秘密主義を採るということなのか。道新他、新聞各紙が「国連宣言」に沿ってというのなら、FPICの原則に沿うように論じるべきではないのか*1

 札幌にあったコタンから持ち出された遺骨らしいけれど、札幌アイヌ協会はどう考えているのだろう。静かに粛々とアイヌ遺骨の旧標本庫(現納骨堂)に収蔵されるのだろうか。

P.S. #4(08.04):週単位で見た場合、30年前のこの週が私の人生で最も忙しかった1週間の1つであった――もっとも、その年のカレンダーを見ると、こうなっている。

7月
日 月 火 水 木 金 土
26 27 28 29 30 31  

8月
日 月 火 水 木 金 土
            1

P.S. #5(08.04):「138年ぶり返還 アイヌ民族遺骨 故郷で慰霊式"イチャルパ"厳かに 北海道」
 お二人のアイヌが象徴的に映っているが、加藤理事長は?(➡P.S. #9:北大納骨堂でのイチャルパを報じた毎日新聞(4日)によれば、加藤理事長は、(長旅が災いしたのだろうか)この後のイチャルパを「体調不良で欠席」されたようである。強行日程だったのではないかと推察するが、わざわざ理事長をドイツまで出向かせなければならなかったのかね、日本政府と北海道アイヌ協会は。)

P.S. #6(08.05):「時期尚早」に追記あり。

P.S. #7(08.07):北大納骨堂前での式典に篠田氏も出席していたそうである➡ここの真ん中辺り。シシリムカ大学での講演で、彼は北大のアイヌ遺骨の管理の杜撰さを強く批判していたらしい。かつての人骨研究者たちはDNA採取なんて考えてなかったから、研究者たちの手垢で汚染していることへの懸念もあったのかな。何年か前に書いたけれど、遺骨の洗浄という話題もあった。そんな杜撰な納骨堂に納められる遺骨に篠田氏は、そしてあの大勢の黒装束の和人の参列者たちは、何を思いながら参列していたのだろうか。

P.S. #8(08.08):篠田氏は、かつてここでこう言っていた。考えを変えてはいないのだろう。

 北海道大学が所蔵されているアイヌ人骨は一桁違う量ですので、この研究が自由にできるようになれば、非常にまた新しいことが分かってくると思います。ぜひ、アイヌの方々との間で研究協力に関する話し合いなどを行いながら、研究を進められていくような体制ができればと思います。

*1:国連の『先住民族の権利に関する宣言』(2007年)は『遺骨の返還を求める権利』を明記している。この原則に沿って解決を図るべきだろう。」(北海道新聞社説(8月2日)「アイヌ民族遺骨 返還の流れを強めたい」)。「求める」などと、ありもしない言葉を引用符付きで入れるべきではない! 明記されているのは「返還に対する権利」であり、その主語は「先住民族」であり、「政府」でもない。そこははっきりさせておこうではないか。Cf. 「明治初期に札幌市内で盗掘されたアイヌ民族の遺骨1体が、138年ぶりにドイツから日本に返還された。」

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北海道アイヌ協会の今年の「国際先住民族の日記念事業」(rev. w/ P.S. X 4)

 相対的な影響力が自然人類学者から考古学者へ移ってきたということなのだろうか。それとも、協働関係は揺らいでいないということなのだろうか。(多分、後者だろうな。)
 第1部では、「遺跡」にダムを建設すること自体を「先住民族の権利に関する国連宣言」の観点から論じてもらいたいものである。
 第2部は、先日のシシムカ大学講座と北大アイヌ・先住民研究センターでの講演の再演ということのようである。ということは、少なくとも篠田氏と阿部氏は、閣議決定の一部変更何するものぞという態度なのだろう。*1
 それにしても、北海道アイヌ協会は、いつまでこの「記念事業」を外部の学者やそれに近い人たちばかりに依存して続けるつもりなのだろう。
 「先住民族から見る」って、サブタイトルは「ほぼ和人ばかりから見る」の方が良くはないか?
 「先住民族の権利に関する国連宣言」の採択から10周年の今年の企画がこれだとは! おまけに、テーマと内容にさえ相当なズレが感じられる。誰がどの視点から「研究倫理」を論じるというのだろう。
f:id:Don_Xuixote:20170729002326p:plain
Source: here.

 暑いから今月はもう書かないつもりでいたのだが、書いたついでに書いておく。アイヌ総合政策室の役人たちは、早々に夏休みと決め込んだのか、4月21日の第31回作業部会の議事概要を3カ月と1週間経った今日もまだ公開していない!

P.S.(07.29):昨秋、常本氏の新聞での発言に激怒していた人たちは、どうなったのかね。「新法」をアイヌ民族で語り合わないのかね。国連の権利宣言採択10周年、前身のウタリ協会の国連初参加から30周年。その年の「記念事業」がまた、学者たちと一部の「幹部」にハイジャックされたサイドショー(余興)で終わること自体が、アイヌ民族が置かれている状況とこの国の「先住民族」政策の貧困を物語っている。
 北海道アイヌ協会には、こういう企画にしか予算が出ないのか? 他にアイデアがないのか? 他のテーマには出て来てくれる「先生」たちがいないのか? 講演者たちは、それぞれ自分たちのコミュニティ(学界)に向けて、「国際先住民族の日」の趣旨に合う企画を開催してはどうなのか。

 「国際先住民族の日」を8月9日にしようという国連の会議で、北海道ウタリ協会は、その日が長崎への原爆投下の日と重なることの意義も強調していなかったか? それを受けて、ダイス議長もそのことに言及しなかったか? 国連の「権利宣言」採択後のこの10年、北海道アイヌ協会の「幹部」たちは、そういうことに少しでも想いを馳せて「記念事業」を企画・運営してきたのだろうか。

P.S. #2(07.30):「あなたたちのDNAは、私たちの歴史です」という自然人類学者と、「あなたたちの遺跡は、私たちの観光と教育の資源です」という考古学者たち。そして・・・? まさに、"Contemporary colonialism at work"だ。
 アイヌ文化振興・研究推進機構がやるような講演会を、北海道アイヌ協会が肩代わりしている感じである。

P.S. #3(07.31, 0:40):『ウレシパ・チャランケ』No. 55掲載の松島泰勝氏の「琉球民族先住民族である」を許可を得てダウンロードできるようにしました。

P.S. #4(08.01):1つだけ知りたいことがある。
 篠田、阿部の両氏がシシリムカ大学(平取)で話をした翌日にドイツのアイヌ遺骨の返還のためと毎日新聞が書いた閣議決定の一部変更が決められた。この事業は、多分、もっと早くに企画されていたことであろう。両氏が閣議決定の変更部分をどう受け止めているのか、それに関してどういう見解を示し、今後どういう態度で臨むのか。それによって、このブログで扱うテーマも変わってくるかもしれない。

*1:ここで取り上げたように、政府は「海外からの返還『第1号』となる遺骨」の「早期返還実現のために閣議決定」を行ったというのだからな。この「事業」を聴きに行かれる方、特にアイヌの方は、阿部氏に「合意文書」についての見解を質問しましょう!(多分こう答えるでしょうという予想はよそうと思います。)

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レオ ロハス

 「コンドルは飛んで行く」(El Condor Pasa)から1年ぶり。7月24日に公開されたばかりの投稿だけど、削除されるかもしれないな。(CMが多すぎるけど、ガマン、ガマン――と思ったら、こうして埋め込むと現れないのだ!)

Leo Rojas Greatest Hits Full Album 2017 | Top 30 Best Songs Of Leo Rojas posted by Música Mexicanos.

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