AINU POLICY WATCH

――In Light of the U.N. Declaration on the Rights of Indigenous Peoples――

アイヌ政策有識者懇談会

比較検討せよ。/紋別への遺骨返還、和解成立(w/ P.S. 3つ)

ある方が、先の朝日新聞での常本氏の発言は、この本で言っていることと全然違うと言っておられた。常本氏の20年前の発言である。出典は、萱野茂、他『アイヌ語が国会に響く 萱野茂・アイヌ文化講座』(草風館、1997年)150-154ページ。ここでの発言のことか…

北海道旧土人保護法の位置づけ

「政府の09年アイヌ政策有識者懇報告書 旧保護法位置づけ見直しを」 北海道新聞 11月7日 北大名誉教授の井上勝生さん(71)=札幌市、専門は日本近世史=が、2009年に政府の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」がまとめた報告書の中の北海…

Alert, alert!(警鐘)――「アイヌ人骨・副葬品に係る調査研究の在り方」(その3)

「ラウンドテーブルメンバー以外の、多くのアイヌ・・・との議論」が求められている 「これからのアイヌ人骨・副葬品に係る調査研究の在り方に関するラウンドテーブル(中間まとめ)」であるが、先住民族としてのアイヌ民族の権利の回復にとって危険な内容を含…

「山岳丘陵林藪原野河海湖沼池澤堤塘」

本題に入る前に1つ。ブックオフではない古本店で、政府が隠そうとしている「特定秘密」の秘密を知ってしまった。 「特定秘密」とは、馬券術のことだったのだ! 特に興味もないから中を見ることはしなかったが、ここに埋め込むのにAmazonで見たら、このシリ…

為政者が「国民の理解」と言うとき

昨夏、現政権は、「国民の理解」が未熟であるにもかかわらず、「安全保障関連法案(別名、戦争法案)」を国会通過させた。アイヌ政策に関しては、「国民の理解」が根本的に必要なことをしないための単なる口実として利用されていることは、ここで繰り返し書…

強制移住と土地・資源(13)

ここでアイヌ政策有識者懇談会についてほぼ同時進行で書いた過去の10本の連載を挿入すれば、次を書くまでに少し時間を稼げそうだが、それはやめて、そろそろこの連載を終わらせることにしよう。 アイヌ政策過程を仕切る側にとっては、『報告書』の歴史記述に…

強制移住と土地・資源(12)―有識者懇談会の政策提言(加筆修正版)

有り難いことに、このブログを自分たちの勉強会に利用してくれている人たちがいる。今夜もあるそうで、何とか結論と「おまけ」まで間に合わせたいと思っていたのであるが、さまざまな事情でできなかった。(12)としては未完であるが、昨晩入力したところま…

強制移住と土地・資源(11)―有識者懇談会『報告書』英語版における「強制移住」

昨夜、区切りの良い10回で終わっていれば、この(11)に書くことは挿入していなかっただろうが、1日経って、続きを書く前に、アイヌ政策有識者懇談会『報告書』の英語版では「強制移住」の件がどのように海外向けに表記されているのかを読者に示しておくこ…

強制移住と土地・資源(10)―アイヌ政策有識者懇談会と「強制移住」

今回のシリーズでは、「強制移住」との関係で国際規準であるILO 169号条約と「権利宣言」を見てきた。それには、4つの「個人的な」理由があった。 (1)翻訳中の論文に解説が必要であり、改めてILOと国連でもめた「土地」権条項の文言を再確認する必要があ…