AINU POLICY WATCH

――In Light of the U.N. Declaration on the Rights of Indigenous Peoples――

上の写真:ジュネーヴのサン-ピエール大聖堂からレマン湖を望む。

土地権

オバマ政権の土地復元政策

「有識者」や「シンクタンク」について書いておかねばならない事があるが、なんとなく年末年始には書き難い。この記事も、「もういいか」と思って20日の深夜に引っ込めておいたのだが、今年最後の皮肉も込めて紹介しておこう。ノースダコタ州のフォート バー…

先住民族への謝罪(カナダとニュージーランド)

☆カナダ 2008年6月11日(日本の国会決議から時差を考慮して6日後)、S. ハーパー首相が、寄宿学校制度(Indian Residential School System)と同化政策への政府の関与に対して謝罪した。 Canadian Federal Government Apology to First Nations posted by …

Standing Rock in November(今月のスタンディング ロック)

最近は警官隊やモートン郡の側からのYouTube投稿が増えている。それらに興味のある方は、YouTubeへどうぞ。 今月初旬から投稿日順に貼り込むことにする。貼り込んで保存しておきたい投稿が他にもたくさんあるが、あまりに長時間のものや逆に短すぎるものを省…

「ネヴァダ先住民族国土地法」(続報)/第27回(アイヌ)政策推進作業部会/先住民族言語の復興・教育(rev.)

友人のためにも暫くブログのトップ画面をそのままにしておきたかったのだが・・・。 7日、オバマ大統領が先にここで紹介したNevada Native Nations Land Actに署名した。先の記事には、林野局からショショーニ-パイユート トライブズに戻される82エーカーのこ…

ホーシャラガ ロックとマギル大学、そしてチーフ ドナコナとジャック カルティエ(w/ 3 postscripts)

9月22日にガナワーゲのモゥホーク評議会からプレスリリースが届いた。その日のうちにここで紹介しようと思ったのだが、最近取り上げて来たトピックスの方を優先した。(とうとう8本連続で海外情報を投稿するというブログタイトルからの「脱線」となってし…

ネヴァダ先住民族国土地法(Nevada Native Land Act)/「インディアン信託財産」訴訟の帰結/「ケネウィック マン」埋葬へ

☆ネヴァダ先住民族国土地法(Nevada Native Land Act) 1つは、「連邦議会、ネイティヴ土地法を可決(Congress passes Native Land Act)」と題されたニュースである。 2人ともネヴァダ州選出であるが、共和党のマーク アマデイ(Mark Amodei)下院議員と…

「聖地および文化的景観としての先住民族の祖先埋葬地の保全に関する宣言」(w/ P.S.)

1つ前の投稿は引っ込めてしまったけれど、本当のところは、新薬開発の問題は、先住民族の文化や権利に関して「まったくの番外編」ではなく、医薬品業界や研究者(と場合によっては国家)によるバイオプロスペクティングの問題と深く密接な関係がある。これ…

「山岳丘陵林藪原野河海湖沼池澤堤塘」

本題に入る前に1つ。ブックオフではない古本店で、政府が隠そうとしている「特定秘密」の秘密を知ってしまった。 「特定秘密」とは、馬券術のことだったのだ! 特に興味もないから中を見ることはしなかったが、ここに埋め込むのにAmazonで見たら、このシリ…

強制移住と土地・資源(おまけ)――権利基盤のアイヌ文化政策はどうなったの?

(略) (略)<Cf. こちらに登場したダイス議長のプロジェクトのことである。> (略) (略) (第110号=2004年12月刊、pp. 11-12.) 容易に否定され、無視されちゃったね。Cf. こちらのP.S. #6.♪It was half my fault and half the atmosphere.♪ (それ…

土地奪回のグローバルアクション

読者兼協力者からの情報提供です。出典は中に記載されています。

強制移住と土地・資源(17)(w/ P.S.)

諮問委員会は、全国・地方の政府が、先住民族共同体を移転させるという慣行は、これらの転住が私たちが勧告する規準を固守することを怠ったところでは、先住民族の人間としての権利の侵害に寄与してきたと認めるべきであるという意見である。このことは、人…

強制移住と土地・資源(16)

一旦「了」と記した本シリーズであり、それを「資料」として残すべく整理・編集してきて、既に400字詰め原稿用紙に換算すると150枚を超えるほどになっているのだが、もう少し補足しておかなければならないようにも思えてきた。 (15)で取り上げたアイヌ政策…

強制移住と土地・資源(15)―ブラック ボックスを覗き見る

整理・再編集中の原稿の一部である。無断転載は、ご遠慮願いたい。 (14)の引用箇所の○に番号を付した。以下の丸囲み番号は、それに対応する。 ここまでは、「強制移住」に関して有識者懇談会にどのようなインプットが行われたのかということ、そして、アウ…

強制移住と土地・資源(14)―補足

P.S.(19:28):常連の訪問者にお願いします。 アクセスの傾向を把握しておきたいので、もしブログ中の特定の記事をパソコンのお気に入りに登録されていて、そこから訪問されている場合は、上の写真の中の「AINU POLICY WATCH」かこのURL(http://don-xuixot…

強制移住と土地・資源(13)

ここでアイヌ政策有識者懇談会についてほぼ同時進行で書いた過去の10本の連載を挿入すれば、次を書くまでに少し時間を稼げそうだが、それはやめて、そろそろこの連載を終わらせることにしよう。 アイヌ政策過程を仕切る側にとっては、『報告書』の歴史記述に…

強制移住と土地・資源(12)―有識者懇談会の政策提言(加筆修正版)

有り難いことに、このブログを自分たちの勉強会に利用してくれている人たちがいる。今夜もあるそうで、何とか結論と「おまけ」まで間に合わせたいと思っていたのであるが、さまざまな事情でできなかった。(12)としては未完であるが、昨晩入力したところま…

強制移住と土地・資源(11)―有識者懇談会『報告書』英語版における「強制移住」

昨夜、区切りの良い10回で終わっていれば、この(11)に書くことは挿入していなかっただろうが、1日経って、続きを書く前に、アイヌ政策有識者懇談会『報告書』の英語版では「強制移住」の件がどのように海外向けに表記されているのかを読者に示しておくこ…

強制移住と土地・資源(10)―アイヌ政策有識者懇談会と「強制移住」

今回のシリーズでは、「強制移住」との関係で国際規準であるILO 169号条約と「権利宣言」を見てきた。それには、4つの「個人的な」理由があった。 (1)翻訳中の論文に解説が必要であり、改めてILOと国連でもめた「土地」権条項の文言を再確認する必要があ…

遺骨返還問題と「土地をあたえた」問題(『人権と部落問題』2月号特集)(w/ P.S.)

先ほど見たアマゾンのページにはまだ画像は出ていなかったけれど、標題の雑誌の特集で、遺骨返還問題と「土地をあたえた」という例の教科書表記の問題を扱う論文が掲載されています。P.S.(02.02, 1:00):冒頭の編集部による「アイヌ民族問題を考える」に、…

強制移住と土地・資源(9)――ILO 169号条約の「土地」権条項(w/ P.S.)

ILOの条約改定過程や国連の「権利宣言」起草過程で、「オレたちは、こういうことをみんな(全部)されてきた」と、アイヌの参加者たちが過去形で話されるのを何度も耳にした。しかし、完全な過去のことであろうか。過去に奪われた「土地」はどうなるのか。少…