AINU POLICY WATCH

――In Light of the U.N. Declaration on the Rights of Indigenous Peoples――

諸外国の遺骨返還運動

9月末~11月上旬の米国遺骨・文化遺品返還事情2題(w/ P.S. 6つ)

①米国国立公園局は、9月下旬にインディアン トライブおよび先住ハワイイ人組織への「祖先」と文化遺品の返還の支援としてインディアン トライブと先住ハワイイ人組織に287,785ドルを助成金として提供することを発表した。7月にも同公園局は同じ目的の助成…

スタンディング ロックでのマオリのハカ/スピリット ケイヴ マン続報(+P.S. 4つ)

P.S.にするべきか、新規投稿にするべきか・・・。 久しぶりに流し台の下のタンクの中を覗き込んだらバカバカしくなって、Enyaの"Lazy Days"でも貼り込んで、しばらくそのままにしておこうかと思っていたのだが、マオリの人々がスタンディング ロックの前線で自…

諸外国へ持ち出されたアイヌの「祖先」の帰還先について(w/ 6 postscripts)

10月25日の毎日新聞(東京朝刊)に「アイヌ遺骨 学者間で『流通』か 英独露、多様な『人種』収集 日本もネットワークの一部」という記事が載っていた。 このブログで既に何度か取り上げてきたが、欧州にあるアイヌ遺骨をめぐる動きを見ていると、何か変であ…

Ka Hoʻina: Going Home

Ka Hoʻina: Going Home from Kamakako'i on Vimeo. この映像は、過去に「さまよえる遺骨たち」のブログで紹介されていたと思うのだが、同ブログ内の検索で見つけ出すことができなかったので、そこに書かれていた(かもしれない)解説をもってくることができ…

スピリット ケイヴ マンの返還と再埋葬

アメリカ連邦政府の官報であるFederal Registerに掲載された内務省国立公園局の2016年10月18日付け告示によれば、通称「スピリット ケイヴ マン」の遺骨(ミイラ)と関連埋葬品がファロン パイユート-ショショーニ トライブ(The Fallon Paiute-Shoshone Tri…

ネヴァダ先住民族国土地法(Nevada Native Land Act)/「インディアン信託財産」訴訟の帰結/「ケネウィック マン」埋葬へ

☆ネヴァダ先住民族国土地法(Nevada Native Land Act) 1つは、「連邦議会、ネイティヴ土地法を可決(Congress passes Native Land Act)」と題されたニュースである。 2人ともネヴァダ州選出であるが、共和党のマーク アマデイ(Mark Amodei)下院議員と…

サハリン アイヌの遺骨返還/国境で分断された北米先住民族への遺骨・文化遺品の返還

今月上旬、北海道アイヌ協会がドイツの博物館からアイヌの遺骨の返還を求めるという毎日新聞の報道があった。その返還交渉、特にロシアのサハリンで収集されたというアイヌの遺骨の返還交渉がどのように進められるのか、とても興味深い。 毎日新聞の記事が、…

遺骨・副葬品の国際的返還を求めて、いよいよ動き出すのか?

5月31日の投稿で区切りが良いので、しばらく休止するつもりでいたのだが、一昨日(1日)、当研究所の協力員のお一人から6月1日の北海道新聞の「大学のアイヌ民族遺骨、海外の実態把握を 欧州に保管記録」という記事のお知らせを戴いた。それでも書くまい…

寄宿学校で亡くなったインディアン生徒の遺骸(遺骨)を郷里へ

久しぶりに、先住民族の遺骨返還に関する動きの一つを取り上げることにする。 直前の記事では省いたが、そこで参照したカナダの「王立諮問委員会」の報告書には、カナダ先住民族の子どもたちの親元からの「転住」も主要な歴史的問題の一つとして取り上げられ…