AINU POLICY WATCH

――In Light of the U.N. Declaration on the Rights of Indigenous Peoples――

上の写真:ジュネーヴのサン-ピエール大聖堂からレマン湖を望む。

ことばの勉強 or ことば遊び

1.TOMB, n. [墓] 無関心の住居。墓は、今日ではある種の神聖さがつきまとっていると一般に意見が一致しているが、余り長いあいだその中のものが居住していると、それをあばいて、中のものを奪っても罪にはならないと考えられている。有名なエジプト学者ハギンズ博士は、中に入っているものが「いやな臭いを放つ」のをやめれば、「いただいたって、罪にはなるまい、なぜならその時には魂は完全に蒸発しているから」と説明している。この道理にかなった見解は、今日ではすべての考古学者が是認しており、それによって好奇心という高尚な学問は非常に威厳がつくようになったのである。
アンブローズ・ビアス悪魔の辞典』(奥田俊介 他 訳)、角川書店、平成9年=44版、381-382ページ。
(D. X.補足:今日では、科学や学問の進歩のためという正当化をも必要とする。)

2.SYMBOLIC, adj., [象徴的な] 象徴、および象徴の使用と解釈に関係がある。(後略)
同上、371ページ。

3.SYMBOL, n. [象徴] 何か別のものを表したり、意味したりすると考えられているあるもの。多くの象徴は単なる「遺物」―つまり、もはや何の実用性も持ってはおらず、ただわれわれが象徴を造るという性癖を祖先から引きついでいるためにだけ存在を続けているもの―なのである。ちょうど記念碑に彫刻された骨壷のようなものである。それらはかつては本当に死者の遺骨が入っていた骨壷であった。それらをつくらないわけにはいかないのであるが、それらにわれわれの頼りなさを隠す名前を与えることはできるのである。
同上、371ページ。

4.CONSULT, v.t. [相談する] すでに採用することにきめた方針について、他人の賛意を求める。
同上、75ページ。

 筒井康隆版も見てみたいものだ。下巻も既刊のようだ。

 それにしても、この書(The Devil's Dictionary)は、1881年1906年にかけて週刊誌に掲載された記事をまとめて、1906年に『冷笑派辞林』(The Cynic's Word Book)として最初に出版されたものだが、100年以上経って、いまだに翻訳出版され続けているのだな。中高生諸君、これで英語を勉強してはいけませんよ―でも、受験勉強の息抜きには良いかも。

転載元:http://ainupolicy.hateblo.jp/entry/20101220/1292772800

広告を非表示にする