AINU POLICY WATCH

――In Light of the U.N. Declaration on the Rights of Indigenous Peoples――

上の写真:ジュネーヴのサン-ピエール大聖堂からレマン湖を望む。

第3回「政策推進作業部会」議事概要

 本日――正確には、もう昨日になってしまったが――、標記の議事概要が公開されたようである。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/ainusuishin/seisakusuishin/dai3/gijigaiyou.pdf

 前回の文部科学省国土交通省による説明に続き、「生活等の相談に対応する等の措置」と「安定した就労への支援」について厚生労働省から説明が行なわれた旨、記録されている。

 生活館に関する「主な意見」のやり取りは面白いが、読みながら、疑問が浮かぶ。「政策推進」の実行部隊(部会)で今頃なぜ、こういうことが行なわれているのだろうか。実態調査結果に基づいてと言いたいのだろうが、そもそもこういう課題は、有識者懇談会で、それまでの政策の課題としてしっかりと検討され、評価された上で「新政策」が打ち出されたのとは違うのか? 先に進んだような「推進作業部会」で、また宿題のやり直しをしている感じである。まさに、「不思議の国のアリス」か、それとも♪回って、回って、回って、回るぅ〜♪か。
http://www.youtube.com/watch?v=Z_x3t0kaGQQ

 第2回の議事概要で、「分り難い」と書いたが、こういうことであったようだ。

2 「国民理解を促進するための活動について」
(1)(社)日本広報協会 渡邊昭彦事務局長から説明
○ 広報戦略・広報戦術プランの考え方として、広報の意味と目的、広報メディアの種類と特性、プランの立て方、効果測定、参考事例等について説明

 出るは溜息ばかりなり。


◎追記(2012/01/15, 23:42):
 深夜に書いていると、適確な言葉が出て来なかったり、書き終わる頃までに、コメントするのが面倒に感じることがある。上の「国民理解を促進するための活動について」も同じであった。そこへ、ある方から、上手くまとめるメールを戴いた。氏曰く、「『理解を促進するための活動』が、単に戦略・広報技術の問題ととらえられているのは、典型的に官僚的発想なのだろうと思います。」

 本当は、この後に続くきつい皮肉の一文も引用したいところなのだが、恐らくそこまでは許可戴けないだろうと思うので自主規制しておく。

 議事概要で公開されないだけで、作業部会の中では、アイヌの代表者や友人たちが、「小集団思考様式の犠牲者」となることなく、きちんとその辺の反論はされているのだろうと信じてはいるのだが・・・。「犠牲者(victims)」というよりも、自覚的に嵌っているように見受けられなくもない。

↓↓↓新版↓↓↓


転載元:http://ainupolicy.hateblo.jp/entry/20120114/1326467379