AINU POLICY WATCH

――In Light of the U.N. Declaration on the Rights of Indigenous Peoples――

上の写真:ジュネーヴのサン-ピエール大聖堂からレマン湖を望む。

ちょっと一息、頭の体操(「人骨」研究と文化保存の間の断絶)

 次の文章の(a)〜(c)に適語を入れよ。

「この種のプロジェクトは、(a)民族に何らかの具体的な恩恵をもたらすと無理にこじつけて主張しなければならない。ともかくも(b)プロジェクトは、(a)民族の参加者に、その作業が彼ら民族の文化保存を確実にするだろうと、うまく信じ込ませた。(c)研究と文化保存との間には、巨大な不一致がある。
もし彼らが本当に(a)民族の文化を振興する手助けをしたいのであれば、それをするためのもっと生産的な方法と手段がある。」

追記(2012/02/28, 23:00):
 さて、上の「問題」の答えであるが、まず最初にお断りせねばならないのは、この「問題」には複数の解答が可能であって、「問題」としては不適切であるということ。「引っ掛け」問題でもある。入試にでも出そうものなら、翌日には新聞ネタになっているかもしれない。(この「問題」の内容自体は、新聞ネタにしてもらいたいくらいなのだが。)

 文章は、IPCB議長で、ブラックフット インディアンのジュディ ゴゥバート(Judy Gobert)さんとマオリ生命倫理研究者、チェリル スミス(Cherryl Smith)さんの以下の発言を続けて翻訳したものである。

These kinds of projects have to stretch to claim any tangible benefits to Indigenous peoples. Somehow, the Genographic Project has led its Indigenous participants to believe its work will insure their people’s cultural preservation. There is a huge disconnect between genetic research and cultural preservation.


If they really want to help promote Indigenous peoples cultures there are more productive ways and methods for doing so.

 答えは、(a)土着または先住、(b)ジェノグラフィック、(c)遺伝(子)となる。以下のような解答は不正解であるが、○をあげてもよいだろう。(a)アイヌ、(b)古人骨研究/遺伝人類学/日本人のルーツ/など、(c)人骨/遺骨/など。


転載元:http://ainupolicy.hateblo.jp/entry/20120228/1330356988

広告を非表示にする