AINU POLICY WATCH

――In Light of the U.N. Declaration on the Rights of Indigenous Peoples――

上の写真:ジュネーヴのサン-ピエール大聖堂からレマン湖を望む。

第5回「政策推進作業部会」議事概要

 今日、否、もう昨日か、標記の議事概要(2月29日の会合分)が公表されたようである。海外からの面白い話題も2つほどあったが、今夜は、これを読んで寝ることにする。就寝前の読み物としては不適当だろうとは思うが――多分。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/ainusuishin/seisakusuishin/dai5/gijigaiyou.pdf

◎追記:今回は、もう何も申しますまい。
 ただ、「問題はあるけれど」と言いながら、有識者懇談会報告を積極的に評価していた人々に、今どのように考えているのかを尋ねてみたい気持ちである。

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彼ら[連邦最高裁判事たち]が私たちの議論を受け入れないと不満を言い続けても、私たちには何の益にもならないだろう。そこで、彼らを悩ませていることは何であるように思えるかについて非常に深く考えてみる方が、はるかに理にかなっているだろうと思う。そして私が思うには、彼らを悩ませていることが、私たちが望んでいることなのである。

 前に紹介した、アメリカ連邦最高裁で弁論を展開した最初の13人のインディアン弁護士たちの集い(http://d.hatena.ne.jp/Don_Xuixote/20120225/1330101705)で、スタンディング ロック スーのサム デロリア教授が述べた言葉である。
Diane J. Schmidt, "'The first 13' brings together Indian law pioneers," The Navajo Times, April 5, 2012.
http://navajotimes.com/politics/index.php

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◎追記(2012/04/11, 0:59):

 政策推進作業部会の議事概要を読んでいて、前回も似たような「意見」が出されていたように記憶している。いちいち検索して確認するするほどのことでもないが、下の発言からは焦りのようなものを感じる。「スピード感」の解釈が異なるのだろう。だから言ったでしょ、政治家がこの言葉を使う時は要注意だって。この発言、誰のものだろう? KさんかSさんだろうか。

アイヌの歴史的背景は御存知のとおりで、それを土台として民族共生の象徴となる空間の検討がなされていると思う。視察に来られた官房長官国土交通大臣文部科学大臣も、口を揃えて早く進めるべきだとおっしゃっている。検討を早めてもらいたい。(5ページ)

 形だけ早くできれば良いというのではなくて、博物館を要求している人たちは、単に何をどのように展示するかというような問題ではなく――それもまったく重要でないとは言わないが――その中身(運営、財政、遺骨や文化財の扱いなど)をどうするのかというしっかりとした構想をもち、要求していく態勢を整えているのだろうか。それとも、またもや、お上に「お願い、お任せします」なのだろうか。


転載元:http://ainupolicy.hateblo.jp/entry/20120410/1333985452

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