AINU POLICY WATCH

――In Light of the U.N. Declaration on the Rights of Indigenous Peoples――

上の写真:ジュネーヴのサン-ピエール大聖堂からレマン湖を望む。

遺骨の即時返還を求めて大学を提訴

 遺骨関連のニュースがなければ休むと書いた矢先に・・・。

 先週の13日に、カリフォルニア州サンディエゴ郡の12の連邦承認トライブから成るクーマヤイ文化返還委員会(Kumeyaay Cultural Repatriation Committee=KCRC)は、カリフォルニア大学とその評議会、および学長、総長、副総長を被告として、NAGPRAとその実施規則の下で同大学は保有している遺骨をKCRCに返還することを義務付けられているにもかかわらず、同大学がNAGPRAと実施規則に違反しているということの確認と遺骨・副葬品の即時返還命令、裁判費用と裁判所が適切と認めるその他の救済を求めて連邦地裁に提訴した。

 訴状では、問題の遺骨は、1976年にカリフォルニア大学サンディエゴ校の敷地内での発掘の際に発見された2体の遺骨で、現在、同大学に保有されている。遺骨は先住アメリカ人のものであり、それが発掘された土地はクーマヤイ元来の土地であると主張されている。

 「事実の概要」の第11段落には、次のように述べられている。

 当該遺骨は、1976年以来、広範な科学的研究の対象とされてきた。それには、世界最先端の法医人類学者の一人であるダグラス オゥスリー博士が率いたスミソニアン協会での数十年に及ぶ研究プロジェクトも含まれる。KCRCは、長年にわたって、先住アメリカ人遺骨の処遇と軽蔑的な取り扱いと研究、特に遺骨を保存するためのラッカー塗りを批判してきた。

転載元:http://ainupolicy.hateblo.jp/entry/20120420/1334857860