AINU POLICY WATCH

――In Light of the U.N. Declaration on the Rights of Indigenous Peoples――

上の写真:ジュネーヴのサン-ピエール大聖堂からレマン湖を望む。

事件名:アイヌ人骨台帳等の一部開示決定に関する件

 昨日(2日)に読者から教えて戴いたのであるが、検索にも挙がってくる文書であるから公開しても問題ないだろう。北大開示文書研究会のサイトにも掲載されていたのかもしれないが、あまり記憶にない。「情報公開・個人情報保護審査会」<http://www8.cao.go.jp/jyouhou/>の「答申書」のようである。

 平成20(2008)年の異議申し立て、そして平成21(2009)年の答申だから、この文書の経緯は、先日の小川隆吉さんの意見陳述を読めば、大方理解できる。それにしても、答申書を出した「第5部会」は、北大の口頭による釈明をそのまま受け容れているようであり、「不明」や「確認できない」などの文言が何度も出ている。

http://www8.cao.go.jp/jyouhou/tousin/h21-d01/d033.pdf

 当時の3名の委員のうち現在も委員を努めている戸澤和彦氏は、元最高検察庁検事とのこと。他の2名は、東京の大学の教員のようである。調査能力はあっても、権限がなかったということなのだろうか。

 去る4月19日の小川隆吉さんの意見陳述には、こういう件がある。

「 しかし、この3月に北大が出したアイヌ人骨についての調査報告書には、台帳の原本である『発掘人骨台帳』というものがあって、それが平成20年、私が開示請求をしたときに医学部にあったというのです。唖然とするほかありません。」

そして、こう続けている。

「 北大には、『虚偽』と『隠蔽』しかありません。真実に近づくための学問の府とは、正反対です。児玉作左衛門の時代だけではなく、今もなお、アイヌに対して侮蔑に満ちた態度しか取れない、これが北大です。このような研究者に、大切な先祖の骨を保管させておくことはできません。」

http://hokudai-monjyo.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-4d41.html


転載元:http://ainupolicy.hateblo.jp/entry/2013/05/03/013024

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