AINU POLICY WATCH

――In Light of the U.N. Declaration on the Rights of Indigenous Peoples――

上の写真:ジュネーヴのサン-ピエール大聖堂からレマン湖を望む。

「国際先住民の日」記念事業

 あまり注意して見ていなかったのだが、ある方が知らせてくれた。先日取り上げた北大研究センターの講演会の時間帯に、北海道アイヌ協会の「国際先住民の日」記念事業が重なっているそうである。どちらが「ぶつけ」たのだろう。もったいないなと思う。確認しようと、こちら(
http://www.ainu-assn.or.jp/event.html)を訪問してみたが、まだ掲載されていない。協会は、ITメディアを活用するための専従(先住)職員を1人雇うくらいの紐付きでない予算を政府か道に要求すれば良いだろうに。


■「北海道らしいテディベア」!
 写真を貼り込みたかったが、禁止されているようだ。これからますますこういう便乗商売が出てくるだろう。それがアイヌ文化の復興に貢献するのだと信じるお目出度い人も増えるのだろう。
アイヌ民族衣装の限定テディベア、新千歳空港シュタイフ発売」<北海道新聞7月13日朝刊掲載>(07/13 07:10、07/13 08:43 更新)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/479284.html

 「テディ ベア」に関する英語圏のカルチュラル スタディーズや心理学の論文などはいくつか見たことがあるが、もし読者に心理学者がおられたら、テディ ベアにアイヌ民族の衣装を着せる深層心理を少し分析して教えて戴けたら感謝します。日本の「アイヌ文化」の研究者も何人か関与しているのだろうけど、多分、拍手して喜んでいるくらいのことだろう。

 某大学でアイヌ文化を学んでいる学生さん、この問題を掘り下げて行けば、学期レポート、いや卒論くらい書けるかもしれないよ。


◎追記(2013.07.18):

 『先住民族の10年News』の7月号が届いていたので確認した。後ろの3ページ半が「イベント紹介」に割かれている。それにしても、この種の行事が増えたものである。このまま「アイヌ文化政策」が広がっていけば、1号分全ページ――あれ?、今月は16ページだ!――を「イベント紹介」で埋めることも不可能ではあるまい。編集者にお休みを提供するためにも、良い案かもしれない。

転載元:http://ainupolicy.hateblo.jp/entry/2013/07/18/004642

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