AINU POLICY WATCH

――In Light of the U.N. Declaration on the Rights of Indigenous Peoples――

上の写真:ジュネーヴのサン-ピエール大聖堂からレマン湖を望む。

カナダ連邦裁判所判決

"Métis and non-status Indians are ‘Indians’ under Constitution, Federal Court rules"
"Federal Court grants rights to Métis, non-status Indians Off-reserve aboriginal people are 'Indians' and entitled to same constitutional rights"
 カナダ先住民族が「イギリス女王陛下(Her Majesty the Queen」を相手に起こして、13年間闘われてきた訴訟において、カナダ連邦裁判所は8日、20万人のメイティー人(Métis:発音表記は、こちらに拠る⇒http://en.wikipedia.org/wiki/M%C3%A9tis_people_(Canada))も、40万人のいわゆる「非認定無資格(non-status)」のインディアンも、1867年憲法の下の「インディアン」であり、カナダ政府の直接的責任の下にあるという判決を下した。判決文は、175ページに及び、カナダと先住民族との歴史的・法的な関係を詳しく検討しているとのこと。

 この判決が意味することの一つは、これら約60万人の「インディアン」も「認定有資格インディアン」と同等の権利と恩恵を受ける資格を有することとなり、その利益に影響を及ぼす決定に関して協議の相手とされる権利を有するということである。

 1867年憲法の規定の管轄は「人種(race)」を基盤としており、マイケル フェラン(Michael Phelan)判事は、「血縁関係の度合いや文化的純粋さの度合い」を強調することによって、その規定の対象をさらにバルカン化(=細分化)する正当な理由はないと判断した。<非常に興味深い!>

 下のリンク先の報道では、この判決は、先住民族にとっての大きな勝利であり、また、金曜日の先住民族指導者たちとの会談を前にして、全国的抗議運動を封じ込めようとしているカナダ政府にとっては打撃であると解説している。カナダ政府は、最高裁まで持って行くであろうと予測されている。

http://www.thestar.com/news/canada/politics/article/1311936--federal-court-ruling-metis-and-non-status-indians-are-indians
http://www.cbc.ca/news/politics/story/2013/01/08/pol-cp-metis-indians-federal-court-challenge.html
175ページの判決文(上の記事からも辿れる):http://cas-ncr-nter03.cas-satj.gc.ca/rss/T-2172-99%20reasons%20jan-8-2013%20ENG.pdf


転載元:http://ainupolicy.hateblo.jp/entry/20130109/1357742229