AINU POLICY WATCH

――In Light of the U.N. Declaration on the Rights of Indigenous Peoples――

上の写真:ジュネーヴのサン-ピエール大聖堂からレマン湖を望む。

安倍総理:家族とは、「生物的なつながりだけではない」

 もう2週間近く前、2月18日にラジオで聴いた参議院質疑応答の一部を下に転載する。松浦議員の質問の本旨とは異なるが、わが輩がこのやり取りに興味をもったのは今アイヌ政策を「推進」している人たちが検討しているらしき個人としてのアイヌの認定にも関係してくる問題でもあるからで、こういう閣僚答弁があったことに注目して、ここに記録しておきたかったのである。変色による強調は、わが輩による追加である。

松浦大悟 稲田朋美大臣が「正論」という雑誌に「「国籍法」改正 私がDNA鑑定に反対する理由」という文章を寄せていらっしゃいます。この中で稲田朋美先生は、親子関係は血のつながりが全てではないとおっしゃっております。日本の歴史と伝統を踏まえ構成されているのが我が国の民法だというふうに思いますので、ここを崩すべきではないと私は思います。
 それで、稲田先生の文章を若干読ませていただきますけれども、母子関係は分娩の事実により一〇〇%明白であるが父子関係はそうではない、単に生物学的な父子関係ではなく法的な父子関係というものを法制度として創設し、それによって守るべき家庭の平和と子供の幸せ、幸福を追求しているのだ、家族は血のつながりが全てではない、夫が妻の産んだ子を自分の子として愛情を持って育てたとすれば、それは生物学的な父子関係に勝るというふうに明確に答えていらっしゃいます。
 安倍総理安倍総理にとって家族とはどのような定義でしょうか。DNAは必要でしょうか。
内閣総理大臣安倍晋三君) ちょうど稲田大臣がその論文を書かれたのは安倍政権のときだったと思いますので、私も記憶をしておりますが、つまり、家族としての一体感、心のつながりときずなを持っていれば、私は、それは当然家族であって、生物的なつながりだけではないと、このように思っております。
○委員長(石井一君) 国務大臣稲田朋美さん。時間外ですから、簡潔にあなたの見解を述べてください。
国務大臣稲田朋美君) 私の論文を引用していただきまして、ありがとうございます。
 私も、親子関係というのは単なる血液関係だけではなくて法的な制度だと考えておりますが、御指摘の問題については、今、谷垣大臣がお答えになったとおりだと思います。
松浦大悟 ありがとうございました。親子関係にDNAは必要ないという明確な答弁だったと思います。


「第183回国会 参議院 予算委員会 第2号 平成25年2月18日」
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kaigirok/daily/select0114/main.html


転載元:http://ainupolicy.hateblo.jp/entry/20130303/1362240769