AINU POLICY WATCH

――In Light of the U.N. Declaration on the Rights of Indigenous Peoples――

北海道アイヌ協会の賛助会員制度

 今月号の『先住民族の10年News』に標記のお知らせが載っている。短い案内で、会員になったらどういう特典があるのか興味が湧いたので、今、同協会のサイトを訪問してみた。このブログの読者にお知らせしようと思って書いているのだが、前の記事のTシャツの上に来るという、何とタイミングと並びの悪いことよ。

 1ページ目の要請状には、次のように書かれている。

 当会は、1946年設立以来、アイヌ民族最大組織として、アイヌ民族の権利確立、社会的地位の向上、アイヌ民族文化の保存継承などに向けて取り組んでまいりました。また、道内外のアイヌ民族の意見集約をし、より効果的なアイヌ施策にむけて意見具申などもしてまいりました。

そして、

今後は、全道アイヌ各行政の窓口として、また、今後政府によって推進される全国展開を含めたアイヌ政策の受け皿団体として、よりふさわしい組織として取り組めるよう従前にまして組織整備をし、より内部統制のとれた法人となるよう努力を続けてまいります。

とのことである。「最近ようやく会員数」が「微増傾向に転換」したそうでもある。

 団体用と個人用の申込書様式が表示された後に、やっと賛助会員規程が出てくるが、「会員の権利」は第8条に記されている。「定款第3条目的」というのが何回か出てくるのだが、このページではその詳細は分からない。サイトのどこかにあるのかもしれないが、見つけられなかった。組織の「目的」はもっと容易に読めるようにしておかないと、潜在的な賛助会員は躊躇するのではないかな。いずれにせよ、賛助会員の「特典」というか、「権利」は、会員証の所有、機関誌や資料の郵送、行事に関する優先的通知――参加への優待ではないようである――の3点である。

 興味のある方は、こちらから訪問・申し込みをどうぞ。⇒http://www.ainu-assn.or.jp/data/whatsnew/tmpfile/1396926043__sannjokaiinbosyu.pdf

P.S.(2014.04.16):
 因みに、『10年News』には、北大開示文書研究会が作成したパンフレット(http://don-xuixote.hatenablog.com/entry/2014/04/05/234705)のお知らせも掲載されている。同じページや見開きページに2つが載っていないのは、編集者の配慮によるものか。

 北海道アイヌ協会の賛助会員というのは新たな試みだから過去のデータはないが、80年代終盤からの支持者/支援者の多くは、義理と人情によるものを除けば、入会しないのではないかと思われる。その代わり、イランカラプテ キャンペーンの賛助団体や自然・文化人類学の研究者団体、考古学者の団体、なかには「最大組織」の票を目論む政治家たち、等々、かつてのモラル サポーターズたちよりもっとお金持ちの団体や個人が入会してくれることであろう。もしかすると、本会員の数を凌ぐことになるかもって?

 私もブログに賛助会員を募ろうかと考えている。賛助金だけお願いして、癪に障るコメントやくだらない反応を入れた場合は、会員資格を取り消して、ブログも閲覧できない措置を取る。その際の返金はなし。不服申し立ての仕組みもなし。え? 民主的じゃないって? じゃあ、初めから入会申請しなければいい。


転載元:http://ainupolicy.hateblo.jp/entry/2014/04/16/005329