AINU POLICY WATCH

――In Light of the U.N. Declaration on the Rights of Indigenous Peoples――

オバマ大統領に会う目的は何?

 第19回政策推進作業部会の「議事概要」にこのような一節がある。強調は、追加。

まず、2月3日にケネディ駐日米国大使が白老町を訪問されたこと。大使には、一昨年の12月5日に東京で面会する機会をいただき、その際アイヌの人権尊重や北海道訪問についてお願いしたという経緯があった。大使には、アイヌ文化視察の予定時間をオーバーするなど大変な関心を示していただいた。また、短時間ではあったが懇談の時間を得たので、現在のアイヌ政策は格差是正という視点から展開されており、まるでヘイトスピーチのように一部の政治家を含めてこれを利権であると言っている者がいることに違和感を覚えていること、日本は人種差別撤廃委員会や人権委員会からアイヌの人権について勧告されているといったことを踏まえ、日本の先住民族代表としてオバマ大統領に1分でも会わせていただきたいとお願いしたことを皆さんに報告する。(p. 7)

 アメリカ政府も規約人権委員会や人種差別撤廃委員会から数多くの勧告を受けているのだが、オバマ大統領に会って何をどうするというのだろうか。政策が「格差是正という視点から展開され」るどころか、「象徴空間」整備の話ばかりで進まないから、アメリカ政府に圧力をかけて欲しいとでも訴えるのだろうか。「1分」とは言葉のあやとはいえ、並んで記念写真で終わりかな? 「日本の先住民族代表」(!)として日本政府団の一員になったのに、効果がないのかな?
 政府団に入った経緯の概要は、昨年12月7日の東京での集会で説明されたみたいである。得るものがあれば、失うものもある。成果の検証にはまだ時期尚早かもしれないが、どういう考えで政府団に入ったのか、少なくともこれまで活動に協力したり、支援していた人たちに説明がなされるべきではないのだろうか。多くの人たちが、そのことに失望、落胆していることを認識しておられるのだろうか。それが「戦略的」に外部に話せないというのであれば、それも良しとしよう。しかし、そのような決定は、どのような内部プロセスで行われたのであろうか。ウタリの間でも知らない人の方が多いような気がしているのだが。

 同じオバマ大統領への要求でも、こちらの意図は明瞭である。

 一方、松島共同代表らは、辺野古新基地や東村高江のヘリパッドの建設問題について「基地の押し付けは琉球への差別だ」とし、建設の即時中止・撤回を求めた。要請文はオバマ米大統領にも直接郵送するという。琉球の歴史、自然、言語に関する教育を受ける機会を設け、拡充することも要求。要請文は県や県教育委員会などにも郵送する。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-238367-storytopic-3.html


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