AINU POLICY WATCH

――In Light of the U.N. Declaration on the Rights of Indigenous Peoples――

上の写真:ジュネーヴのサン-ピエール大聖堂からレマン湖を望む。

Victoria Tauli-Corpuzさんの言葉

 昨夜、ダウンロードした論文の最初の方に、次の発言が引用されている。北海道アイヌ協会や支援NGOの人たちも良く知っているフィリピンのコーディリエラ民族同盟の代表のVictoria Tauli-Corpuzさんが、1993年に国連の持続可能な開発に関する委員会で行った証言からの抜粋である。彼女は、後に、国連先住民族の課題に関する常設フォーラム(PFII)の議長を務めた人物である。その時の声明は、過去に取り上げたことがある。

After being subjected to ethnocide and genocide for 500 years (which is why we are endangered), the alternative is for our DNA to be collected and stored. This is just a more sophisticated version of how the remains of our ancestors are collected and stored in museums and scientific institutions.


Why don't they address the causes of our being endangered instead of spending $20 million for five years to collect and store us in cold laboratories. If this money will be used instead to provide us basic social services and promote our rights as indigenous peoples, then our biodiversity will be protected.


—Victoria Tauli-Corpuz, 1993

 翻訳は後からと思っていたが、4年ほど前の記事に翻訳だけを載せていた。その時の出典は別の論文であった。

500年の間エスノサイドとジェノサイドの犠牲とされた後(そのことが私たちが危険に晒されている理由なのですが)、その代案が私たちのDNAを収集し貯蔵するということです。これは、まさに私たちの祖先の遺骸や遺骨が収集されて博物館や科学機関に貯蔵されてきたやり方のもっと精巧な改版です。


5年間に2,000万ドルを使って私たちを冷たい実験室に集めて貯蔵するかわりに、どうして彼らは私たちが危険に晒されている諸原因に取り組まないのでしょうか。このお金が代わりに私たちに基本的な社会サービスを提供し、先住民族としての私たちの権利を促進するために使われるならば、私たちの生物多様性は保護されることになるでしょう。


http://ainupolicy.hateblo.jp/entry/20110527/1306425256