AINU POLICY WATCH

――In Light of the U.N. Declaration on the Rights of Indigenous Peoples――

上の写真:ジュネーヴのサン-ピエール大聖堂からレマン湖を望む。

「土地を与えた」に関する下村博文文部科学大臣記者会見

 読者提供情報より。

<略>

記者)
 昨日の教科書検定で、歴史教科書のうち旧土人保護法の記述については、現行と同じ「アイヌの人々の土地を取り上げて」という表現を使ったものに対し、法律の趣旨に照らすと、生徒が誤解するおそれがあるとして、検定意見が付きました。その結果「アイヌの人々に土地を与えて」という表現になり、合格しました。
 アイヌの方たちの間では、間違った歴史認識を教えるのではという懸念の声が上がっているのですが、大臣の御所見をお願いいたします。

大臣)
 どこが間違っているということですか。

記者)
 「取り上げて」というところが、これまでの歴史的経緯を考えたときに、正確な表現ではないかと捉えていらっしゃる方がいる。

大臣)
 「取り上げる」というのが正確な表現であると。

記者)
 はい。それが誤解するおそれがあるということで、「アイヌの人々に土地を与えて」という表現になって、それが現行の教科書からですけれども、変わって合格したのですね。それについて、懸念の声が上がっているのですけれども、それについて御所見をお願いいたします。

大臣)
 個別具体的な文言がどう変わったかというのは、私自身、今突然お聞きしたので承知しておりません。
 ただ、一般論で申し上げて、今回は新検定基準に基づいて、新検定基準の趣旨を踏まえて、生徒がより正確に様々な事柄を理解することができるよう、教科用図書検定調査審議会において厳正な審査が行われ、従来と同様の記述であっても意見が付され、適切に修正されたものであると考えております。
 これらを通じ、よりバランスのとれた記述となり、教科書の改善が図られたものであると考えております。
 個別具体的な事例は、そういう趣旨で書かれていると思いますが、私も今の御指摘のところについては読んでみたいと思います。

<略>

 動画もあり。⇒http://www.mext.go.jp/b_menu/daijin/detail/1356421.htm

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