AINU POLICY WATCH

――In Light of the U.N. Declaration on the Rights of Indigenous Peoples――

小川隆吉さんの本/小川早苗さんの「詩」

 このブログで新刊書の紹介をしたことはないと思うけれど、これは載せて紹介することにした。前から出版されるとは聞いていたが、やっと出るようだ。

Amazonの商品説明より

内容紹介
朝鮮人の父とアイヌの母をもつ、元北海道ウタリ協会理事の小川隆吉が初めて語った、その生い立ちと戦後の民族運動――大日本帝国が生んだアイヌの闘いの人生を豊富な写真とともに記録したノンフィクション!


出版社からのコメント
明治以来の〈帝国主義〉といまなお闘い続けるアイヌの半生を通して、差別や貧困、民族運動の歴史を捉えます。


著者について
1935年(昭和10年)北海道浦河町杵臼生まれ。1971年、北海道ウタリ協会石狩支部(のち札幌支部)設立、初代支部長となる。1976年、北海道ウタリ協会本部理事(札幌支部選出)となる。1987年、国際連合先住民作業部会(スイス・ジュネーブ)に野村理事長・佐藤事務局次長と共に参加。1997年、「北海道旧土人保護法にもとづく共有財産を考える会」を結成、代表となる。1999年、「北海道旧土人共有財産等返還手続無効確認請求事件」を札幌地裁に提訴、原告団長となる(2005年、最高裁、「アイヌ民族共有財産裁判」上告棄却)。2012年、北海道大学所蔵の浦河町杵臼より発掘された先祖の遺骨の返還を求めて「遺骨返還請求事件」を札幌地裁に他2名と共に提訴。現在係争中。


P.S.(2015.10.15):既に発刊されているから、本来はこちらを先に紹介するべきだったかもしれない。札幌女性史研究会の『女性史ほっかいどう』の第5号の表紙と口絵に小川早苗さんの作品写真、そして巻頭には戦後70年目にして初めてお父さんの玉砕の場所(サイパン)を軍歴表を取得して知ったという彼女の「詩」が掲載されている。同誌としては初のアイヌによる寄稿だそうである。

 16日と17日に企画されているハワイ大学法科大学院のE. Y.教授の研究への批判的コメントを期待して訪問された方は、残念でした!