AINU POLICY WATCH

――In Light of the U.N. Declaration on the Rights of Indigenous Peoples――

「ダイバーたちの街」

 ハフィントンポストの日本語版で、にしゃんたという人が「『イランカラプテ』を流行らそう!」と呼びかけている。そこで登場しているのが「ダイバーシティー アンド インクルージョン」である。私は、このカタカナにした「ダイバーシティー」に出合うと、中身を読むまではいつも、「ダイバーの街」を連想してしまうのである。もちろん、「日本のダイバーシティー アンド インクルージョンはイコール女性活用にばかり目がいっているが、この国の先住民に学び、先住民の叡智を取り入れ、生かすことも立派なダイバーシティー アンド インクルージョンである」という指摘は、大事なことだと思う。
 先日、ある方から紹介された外国人による論文に登場している人物を検索していたら、この講演録に辿り着いた。他所でも語られていることであるが、「イランカラプテという言葉は、地域によって差はあるのでしょうけれど、石狩川沿いでは、男の人が正式なあいさつをする時に使う言葉」だとのことである。
 このキャンペーンも、行き着く先は「ダイバーたちの街」となるのであろうか。

P.S.:他にも、ある方は、「まず、最近、アイヌ語の「イランカラプテ」(こんにちは)という挨拶が浸透してきているが、この挨拶は私にとってはあまり馴染みのないものである」と批判的な話をされていた。でも、この方は、1年くらいして、「日本政府がこういう挨拶言葉を広めようとしているのは画期的なことです」とも言っていた。