AINU POLICY WATCH

――In Light of the U.N. Declaration on the Rights of Indigenous Peoples――

アイヌ民族博物館の入館者数

 当研究所の協力者が、こちらのデータの存在を知らせてくれた。(最近は、以前のように自分で検索する時間もなく、面倒にもなってきた。)

 これまでで最も入館者が多いのが、1991年度の87万人あまり。そして、協力者の方も指摘されているのだが、1996年度までは50万人を維持していたのが、翌97年度、すなわち「アイヌ文化振興法」が制定された年度から、皮肉なことにと言おうか、非常に興味深いことに、50万人を割ってしまう。これは、なぜであろうか。誰か、どこかでその原因を分析しているのだろうか。いずれにせよ、その後、ほぼ衰退の一途を辿り、2010年度に20万人台を記録したのを最後に、20万人を割った状態が続いている。

 菅官房長官は、目標を簡単に100万人としたようだが、いくら「民族強制の象徴空間」に規模を拡大して新規オープンといっても、一気に5倍以上の入館者を見込めるものであろうか。2020年に菅氏はどうなっていて、何をしているのだろうか。北海道アイヌ協会は、管理運営への「主体的参加」と責任から外されている方が、将来に責任を取らされなくて良いかもだな。どうせ外れるのなら、もう1回理事会を開いて、遺骨の分子人類学的研究にアイデンティティを依存することに「NO」と言ってみたらどうだろう。