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AINU POLICY WATCH

――In Light of the U.N. Declaration on the Rights of Indigenous Peoples――

沖縄の「先住民族」論議

 前の記事に連続して、政策推進作業部会での遺骨に関する議論を取り上げようと思っていたのだが、今日は、この記事(国連見解「沖縄の人々は先住民族」に自民議員が猛反発「民族分断工作だ」 政府も「撤回働きかける」)が話題になっているようで、はてなブックマークに挙がっていた。読めるうちに、一部コピーしておこうと思う。

 国連の人種差別撤廃委員会が2014年9月に沖縄の住民を「先住民族」と承認するよう日本政府に検討を求めた見解に対し、木原誠二外務副大臣は27日の衆院内閣委員会で「事実上の撤回、修正をするよう働きかけたい」と述べ、政府として対応する考えを示した。自民党宮崎政久氏(比例九州)の質問に答えた。

(略)

 沖縄県を地盤とする宮崎氏は質問で「(日本人に)沖縄県民が先住民族だと思っている人はいない。<へー、そうなんだ!>誠に失礼な話だ。民族<これは何民族?>分断工作と言ってもよい。放置しないでほしい」と、政府に毅(き)然(ぜん)と対応するよう求めた。

 前にもこういうことがあったが、彼らの頭の中にある「先住民族」観自体が、旧態依然としたもののようだ。国会で徹底的に議論すれば面白いだろう。

 上の記事のページから次の記事を見つけたので、先々で言及する時のために、これも一部抜粋して保存しておく。仲井真前知事のインタビューである。「沖縄独立論なんて笑い話。なのに大まじめに言う人が…」

 --沖縄独立論をどう考えるか。沖縄にとっての1つのロマンか

 「ロマンというか、酒飲み話のようなものだ。独立論は昔からあるにはあった。仲宗根源和先生という大先生もおられた。だが、われわれにとっては本当に酒飲み話みたいな感じのものだ。例えば産業の力一つとっても、まだまだまだまだ、しっかりした力を持っていない。独立論うんぬんという話はとてもとても。われわれは半分、笑い話で、酒飲み話だとしか考えてなかったが、どうも最近、そういうのを大まじめに言う学校の先生とか、そういう人々がいるようだ。どういう背景で出てきているか分かりにくいが、沖縄で県民投票しても全然ダメだと思いますよ、こんな話は」

翁長知事の国連演説「いちいちしゃくに障った先住民論」

 --(基地問題の)総合的な対策に「オール沖縄」で取り組む必要があるという考えは

 「『オール沖縄』という言葉は(翁長氏の)選挙のプロパガンダに使われたから、僕は絶対その言葉を使う気はない。オールでもないのに」

(略)

 --翁長知事は9月、国連人権理事会で行った演説で、県民を先住民だと位置付けた

 「もういちいちね、しゃくに障りましたよ。端的には『基地問題は人権問題だ』という話だと思うが、国連へ行って、自分たちだけの考えのストーリーを、しかも『先住民だ。ずーっと差別されてる。被差別民族だ』とかね。2分間でやっていい話じゃない。県民はおそらく、そんなことをいちいち知事に頼んだ覚えもない。一体、いつからわれわれは先住民に(なったのか)。いろんな人が何百年にわたって内地や中国から沖縄に来てミックスしている。『即、ウチナンチューになってしまう』とわれわれは言っている。いろんな考え方がある中で、ああいう差別、先住民論は、とてもとても受け入れられない」