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AINU POLICY WATCH

――In Light of the U.N. Declaration on the Rights of Indigenous Peoples――

2年前からの疑問

 一度書いておこうと思いながら、そのままになってきた。
 2014年8月に北海道アイヌ協会の主催で行われた「記念事業」で、パネリストの一人、百々幸雄氏が、次のように述べている。(下線は、追加。)

百々

 あのね、いま「放置されていた」って言いますけども、実は人類学やる人、いないんですよ。私70(歳)になる、なんでこんなヘロヘロになって仙台からフェリーに乗って来るなんて……。私いちばん心配しているのは、だれが私たちの後を引き継いでくれるのか、それが心配してるんですね。それはね、私の理想論だって言っても、10年先でも20年先でもいいから、アイヌ民族の若い人にやってほしいんですよ。それをね、それをぜひお願いしたいんです。それのためにはいくらでも協力する、協力するって豪語してたやつがきょう、どっかへ逃げ出しちゃっているけど、しますから、最終的にはアイヌの若い人たちがね、人類学、アイヌとか縄文人を腰を落ち着けてやれる人が出てこないとダメだと思うんです。それを、ここでちょっと言いたかった。


「アイヌ人骨の返還・慰霊のあり方 先住民族の人権─責任と公益─」から

 「それのためにはいくらでも協力する、協力するって豪語してたやつがきょう、どっかへ逃げ出しちゃっているけど」の「逃げ出し」た「やつ」って誰なのだろうという疑問が、ずっと解消できないでいるのである。梅雨空同様、本当に鬱陶しい。最初は、その分野の大御所でもっと権威のある人物を連れて参加しようと考えていたのだろうかと思ったのだが、「やつ」と言うからには、彼が「金メッキや銀メッキをしてどこかに売り飛ばすことができました」という「“がらくた”」のお一人で、5年ほど前にAgainst the Windブログに「ドン・キホーテを語るのであれば」云々と啖呵を切ってきた「アイヌ人骨」研究者のことだったのだろうかなどとも考えてしまう。まあ、どうでもいいと言えばどうでもいいことではあるのだが、なぜ「逃げ出しちゃっ[た]」のだろう。(百々氏の言葉の引用は、こちらから。

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