AINU POLICY WATCH

――In Light of the U.N. Declaration on the Rights of Indigenous Peoples――

カナセターケ:270年の抵抗

 7月11日に投稿しようと思っていたことであるが、何らかの理由でできなくなるといけないので、映像だけ事前予約で投稿しておく。「カナダの人体組織研究ガイドライン」は、暫くお預けである。

 これも、この時期になると自然と思い出される出来事である。前にも「オーカナダ!」ここで紹介したことがある。当時(少なくとも同年の夏の間に)この事件を取り上げたのは、私が見た限りでは、読売新聞で「人権派」と言われていた記者(今の記憶が正しければ、N氏)だけだった。ジュネーヴ支局員だったのか、偶々別件の取材で訪れていたのかは忘れたが、その後、トロント支局から同記事を配信されていたと思う。ただ、日本向けに1本の記事で解説するのは、無理な話であった。昨年、下のドキュメンタリーをWeb上で見つけていたので、紹介しておこう。(2016.06.30)

"Kanehsatake: 270 Years of Resistance" directed by Alanis Obomsawin, 1993, 119 min 15 s.

Kanehsatake: 270 Years of Resistance by Alanis Obomsawin, National Film Board of Canada

On a July day in 1990, a confrontation propelled Native issues in Kanehsatake and the village of Oka, Quebec, into the international spotlight. Director Alanis Obomsawin spent 78 nerve-wracking days and nights filming the armed stand-off between the Mohawks, the Quebec police and the Canadian army. This powerful documentary takes you right into the action of an age-old Aboriginal struggle. The result is a portrait of the people behind the barricades.

 この年の夏、国連欧州本部で何が起こっていたのか。7月11日までに投稿しようと思っている(が、保証はできないし、する必要もないだろう)。

P.S.:再度観たら、しばらく何も書けそうになくなった。

P.S. #2:奇しくも、明日(7月1日)は、カナダ デーだそうだ。

P.S. #3(07.11, 01:57):

☆「オカの危機」をめぐる国連外交の1シーン

 1990年の夏、私は先住民に関する国連作業部会(UNWGIP)の会議から解放された夕刻や週末に、モゥホークの国際スポークスマンであったK. D.氏と共に過ごすことが多かった。WGIPの前から彼は、欧州各地で支援を得るために集会での講演などを行っており、ジュネーヴではかなりの緊張の下にあった。

 「カナセターケ:270年の抵抗」には、国連の会議に参加していたカナダ各地のリーダーたちが14:20あたりから登場している。なかでも、一言一言ことばを噛みしめるように話すチーフ オゥヴィッド メルクレディ氏(15:25, Ovide Mercredi)や1987年のモゥホーク代表団の一員で、言語学者でもあったフランク ノタウェ氏(23:30, Frank Notawe)は、特に強く印象に残っている。

 続きを読む。