AINU POLICY WATCH

――In Light of the U.N. Declaration on the Rights of Indigenous Peoples――

上の写真:ジュネーヴのサン-ピエール大聖堂からレマン湖を望む。

B21新型ステルス爆撃機「レイダー」(w/ P.S. 3つ)

「米次世代爆撃機B21の名称は「レイダー」、日本空襲にちなむ」
AFP=時事 9月20日(火)11時25分配信


【AFP=時事】米空軍は19日、次世代戦略爆撃機B21の名称を、第2次世界大戦(World War II)中に日本を攻撃した爆撃機部隊にちなんで「レイダー(Raider)」とすると発表した。

 記事本文中の"Doolittle"の名前が間違っているだけでなく(Dolittleとしている)、正式名は"The Doolittle Tokyo Raiders"で、「ちなんで」というのが本当なのかという気がするのだが、出かける準備をしないといけないので米軍の正式発表まで調べる時間がない。(また後で。)

 因みに、"raider"は固有名詞ではない。Cf. レイダース/失われたアーク《聖櫃》(Raiders of the Lost Ark)アイヌ墓地に侵入して墓を荒らした者たちも"tomb raiders"である。

P.S.(09.20, 22:50):驚いた! 今日も先ほど30分くらい前に帰宅して、昼間に残したことを書こうとブログを開いたら、例のエイプリルフールの記事に次ぐアクセス(ビュー数)が投稿後に付いていた。

 上の記事を読んで、この時期にわざわざ反米感情を煽るような命名をするだろうか、しかし、米軍や退役軍人の多くにそこまでの配慮はないということは十分にあり得る、果たして真相は――と思っていたのだが、第2次世界大戦中に日本を爆撃した"Doolittle Raiders"を称えてというのは本当のようだ。⇒"US Air Force names new B-21 stealth bomber ‘Raider’ as tribute to WWII Japan raids"(Published time: 20 Sep, 2016 08:43)

 この記事によれば、今世紀に入って製造される初の新型爆撃機らしく、プロジェクトの全コストがおよそ800億ドル、そしてAFP=時事の記事が書いているように、1機5億ドルというから開いた口が塞がらない。Northrop Grumman社は、1機売るといくら儲けるのだろうか。

 上記記事の中にアメリカの戦略爆撃機の系譜を描く短い動画がある。

 それにしても、軍事問題への関心は高いな。それとも、「トゥームレイダー」がゲーム名でもあるからか。まあ、どっちでもいいけど。

P.S. #2(23:30):委員会が名前の候補を絞った後の最終候補から上記の理由で「レイダー」を選んだのは、この2人:DEBORAH LEE JAMESGENERAL DAVID L. GOLDFEIN

P.S. #3(09.21):「レイダー」開発費の全体像が不明瞭なことは、米議会やメディアでも批判されている。でも、ブログの趣旨からどんどん離れていくから、ここで書くのはやめておく。今日は、感慨深き9/21である!

関連記事:"For the 15 Years Since 9/11, the US Has Waged an Endless Campaign of Violence in the Middle East"(「9.11以後の15年間にアメリカは中東で終わりなき暴力キャンペーンを展開してきた」)by Tom Engelhardt.

"The American Cult of Bombing"(「爆撃というアメリカ的カルト」)by William J. Astore.

P.S. #3(09.21, 23:49):The Nationのオンライン版は月に6本までしか無料で読めないので、今月はこれが最後。

STEPHEN F. COHEN, "Who Is Making American Foreign Policy—the President or the War Party?"
The US military attack on the Syrian army gravely endangers Obama’s proposed détente with Putin in Syria and elsewhere.

 いずれにしても、レイダーを見に来る見物人がレーダーから消えるまで静かにしておく。(オーストラリアのアイヌ遺骨のこともあるようだが。)

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