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AINU POLICY WATCH

――In Light of the U.N. Declaration on the Rights of Indigenous Peoples――

「暖炉とブルゴーニュの赤ワインと・・・」

 古本店で買い溜めておいたヘッセの作品を年末からすき間時間に少しずつ読んでいる。現在、3冊目である。読者のブログにコメントしたついでに、少しだけ。

愛する少年よ 多かれ少なかれ
人間のことばはみんな結局まやかしなのだ
比較的にいって 私たちがいちばん正直なのは
おむつに包まれているとき そして墓の中だ


墓に入れば 祖先のそばに横たわり
ついに賢くなり 冷たい明澄さに満たされ
むきだしの骨でカタカタと真理を語る
それでも嘘をつき 生き返りたがる者が少なくない


<ヘルマン ヘッセ「忠告」。ヘルマン・ヘッセ著、フォルカー・ミヒェルス編『人は成熟するにつれて若くなる』(草思社、1995年)p. 38.>


(文庫にもなっているようですが、ページは単行本のもの。)

知恵 美徳 暖かい靴下
ああ それもまもなく消えてしまう
そしてこの世は冷たくなる


老いた人びとにとってすばらしいものは
暖炉とブルゴーニュの赤ワインと
そして最後におだやかな死だ――
しかし もっとあとで 今日ではなく!


<同「老いる」より。同書、p. 27.>

Richard Clayderman x Fireplace HD posted by israel flavio..

P.S.(02.15, 13:08):昨夕、上の投稿をした後に、いつものように病院に向かった。斜め向かいの病室の方が、前夜から昨日の間に「予期されていない」(=「皆が驚いた」)死を迎えられていた・・・(合掌)。