AINU POLICY WATCH

――In Light of the U.N. Declaration on the Rights of Indigenous Peoples――

上の写真:ジュネーヴのサン-ピエール大聖堂からレマン湖を望む。

ラクロス:イロクォイ文化の核心

 この章で私は、私の回想と個人的な見解を共有したいと思います。「宣言」の生成と採択における決定的瞬間であると私が考えることを詳述します。私はまた、「宣言」のいくつかの重要な条項に照明を当てます。最後に、私は「宣言」の履行についての考え方を提案します。


II. 「宣言」の生成における決定的瞬間
 私の視点から、先住民族の権利に関する国連宣言の生成につながった出来事は、1970年代に口火が切られました。1973年のサウス ダコタ州ウーンディド ニーでの行き詰まりの後、アメリカ両大陸の年長者と伝統的指導者たちが集結して、私たち自身がいる国内状況の中で正義を得ることができる方法はないと結論しました。1974年に、国際インディアン条約評議会(International Indian Treaty Council)が創立されて、ノース ダコタ州のスタンディング ロック スー領で最初の集会をもちました。私たちの課題を国際的レベルに持って行くという決定が行なわれたのは、この集会においてでした。
 私たちの民族のために正義を達成する国際的な戦略がなければなりませんでした。そこで、彼・彼女たちは、先住民族の課題を国際連合の議題に載せるための運動を開始しました。
 多くのロビー活動の後、アメリカ両大陸からのおよそ250人の先住民諸氏が、「人種主義、人種差別、アパルトヘイトおよび脱植民地化に関する国連NGO 小委員会」によって組織された「アメリカ両大陸における先住民に対する差別に関する国際NGO会議」に出席するために、1977年にジュネーヴに旅をしました。・・・

 続きは、「『先住民族の権利に関する国連宣言』の生成、採択および履行に関する回想」へ。

 さて、昨日――もう一昨日になってしまったが――の22日、まだボリビアにいるのかと思っていた友人から、1カ月ぶりくらいにメールが届いた。イングランドのギルフォード(Guildford)という街へ向かうところだということで、この写真が添えられていた。
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 何という奇遇だろう。『先住民族の10年News』第167号(2010年9月)に掲載された「主権の原則か、世界選手権参加か――イロクォイ ラクロス チームの場合」の脱稿日が、2010年7月22日となっていた!(この稿をここに貼り込むサービスをしようかと思ったが、そのまま画像としてコピーできないpdf版なので手間がかかるから、今夜はやめておく。その代わり、"Against the Wind"にそれに至る記事があるから、閉じていた同ブログを一時的に公開にしておく。2010年7月10日の「ラクロス―創造主のゲーム」から同年7月19日の「イロクォイ・ネィションの誇り」まで、1本を除いて連続して9本の投稿がある。当時読んだ方には、懐かしく思って戴けるかもしれない。➡P.S. #3(07.25):再び閉じました。)

 あれからもう7年かという感慨とともに、上の写真のチームを英国に入れるのに1カ月かかったと書かれていたので、またトラブルが起きたのかと思ったのだが、今回はパスポート問題は(まだ帰国時のことは分からないが)スンナリといったらしい。
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 地元のThe Sunday Timesが22日付けで、上の写真とともに、イロクォイのパスポートで入国を認められたと報じている。ラクロスは、イロクォイの文化の核心である。

イングランドフットボールクリケットのチームは、自分たちのスポーツの誇り高き発明者として世界を旅することに慣れているが、ラクロスを発明した国は、英国に入国するために長期の戦いに直面してきた。

 7年前の出来事に関する映像があったので貼り込んでおく。2年前の投稿なのに、まだ337回しか視聴されていないのは残念である。

“Native American lacrosse team barred from entering UK with Iroquois passports” posted by AP Archive.

 これは、当時のThe Independentの記事(“Why the tribe who invented lacrosse can't play it here”)である。

P.S.:加藤理事長は、ドイツ行きにアイヌ民族のパスポートを準備しているかな?――超夢物語だな。

P.S. #2(07.24):最近、Google, Yahoo, Bingからのアクセスのどれもで、「「古人骨」研究体制整備と アイヌ「人骨」研究者集団の利益」が上位に来ているので不思議に思いながら、昨夜その記事を読み直してみた。すると、最後にタイトルとは無関係のことを追記していたことがわかり、この記事へのアクセス増はそれゆえかとも思った。